
3日目。今日は少し遠出の予定。昨日の朝食の阜杭豆漿にもう一度行きたいので7時にホテルを出発。しかし今朝の行列はビルの周囲に沿って50m以上の長さで断念。
すぐ近くに見えた永和豆漿の看板のお店に突入。地元っぽくていい感じ。見えてないけど調理場の奥にテーブルがあります。

事前に学習しなかったので中国語のメニューはまったく意味不明ですが、私たちの顔を見ただけですぐに日本語の書かれたメニューが渡されます。
メニューはパウチしてあって、食べたいものの脇の空欄に太い赤鉛筆(印刷会社ではお馴染みのダーマトグラフみたいの)で直接必要個数を書き込みます。
それで注文完了。ダーマトで書いた文字はこすれば消えるのでメニューは再利用可能。言葉の壁をいとも簡単に解消するこのシステムも台湾の合理性を強く印象付けました。
食べたのは紫色の蒸しパンに玉子を挟んだもの、薄焼きに玉子とハムを挟んだもの(被った)、甘辛い乾燥肉と固い揚げパン?が中に入った大きなおにぎり。
おにぎりは昨日の朝の店で食べている人が多くて気になっていたのですが、ご飯がもちもちし過ぎで中身も歯ごたえ強くて食べにくかった。
そして全般的にすべて塩加減が薄い。卓上に調味料があるわけでもないので、この味がゴールなんだと思いますが高級京料理並みに薄味。美味しいんですけど。
やっぱり私たちの普段の生活の塩分濃度が高すぎるのかも知れません。

豆乳と紅茶もつけて125NTD=446円。安ーい。カウンターには台湾素人にはなんだかわからない食べ物がたくさん並んでいました。

MRTで市内の東端になる南港へ。南港という名前ですが一番近い海までは17kmほどあってちっとも港ではありません。ここに郊外に行くバスターミナルがあります。
バスの時刻表を見るとちょうど出発したばかりのようで1時間待ち。かと思いきや30分後にバスが着て出発できました。

3列シートでゆったりした車内。目指すのは台北南東40kmの宜蘭県。三方を山に囲まれた地でしたが2005年に高速トンネルが開通して台北との距離が縮まりました。

1時間少々で宜蘭へ。烏石港で下車。見たかったのがこちら蘭陽博物館。2010年にオープンしたこの建築を見るのが今回のハイライトでした。詳細は別途。

博物館見物を終えて台北に戻るバス待ち。蘭陽博物館は烏石港のすぐ脇にあります。

小さな漁船が密集して停まっている港の反対側に大きな近代的建物が建設中。港の外海はサーフィン客の集まるビーチです。

バスを待つRさん。チケットの自販機がありますがここでも現金は使えません。悠遊カードかクレジットカードのみ。

バス待ちがけっこう長くて南港に戻れたのは13時過ぎ。こちらは今年3月にオープンしたばかりの南港展覧館第2館。巨大メッセ会場です。

この辺りでランチをと思ったのですがメッセでのイベントで集まっている人も多い土曜日の昼。混雑しているので次の目的地まで移動することに。

市政府駅で降りて少し歩いて台北101。2004年にオープンした101階建て、最上部高さ509.2mの超高層ビル。大晦日に大量の花火を吹き出すあのビルです。
スカイツリーは鉄塔ですがこちらは上層階まで普通にオフィスが入っています。73階がGoogle台湾。

下層階は高級ブランドの並ぶゴージャスなショッピングモール。5階が展望台への入り口。ここも待ち時間10分程度ですんなりエレベーターに乗れました。

東芝製のエレベーターであっという間(37秒)に89階へ。

周囲に見えるビルもけっこう高いんですが、こことは比較になりません。あ、真ん中左あたりに伊東豊雄の台北文創ビル。

中央に見えているへんてこにねじれたビル。ここを出たら次にあそこまで行きます。展望フロアから2階分登った91階で外のテラスに出てから地上に戻り。

書き損ねましたが昼食は台北101の隣の商業ビルの中で。薄焼きに肉そぼろ巻きと牛肉麺(2回目)+台湾ビール2本で620NTD=2,213円。
都心の商業ビルの中だとけっこうしますね。と言ってもこれだけのものをヒカリエの中で食べたら倍くらいはかかりますからまだ安いけど。
台湾、満喫ね
一人に50万円の物を売った方が効率がいい
って商売もあるのかな? 謎です。