
先日紹介した昭和7年の東京市域拡張前後の区分パズルの数日後に同じハンドメイド商品販売サイトで見つけて買った地図記号のポスター。
A-3(297×210)モノクロ1色プリントにマットPP。
日本地図や掛け算九九表など子供用の教育関係の商品を販売している中にあったのですが、デザイン的にも優れていたので買ってしまいました。
地図記号が一覧になったものが欲しいと思ったのは、ちょっと前の「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」を見てからです。
最終300万円の問題が、「実際にある地図記号を全て選びなさい」というものだったのでした。

確実に「ある」と知っていたのはAの保健所とEの老人ホーム。Fの自衛隊はおぼろげな記憶。
それ以外は地図で見たことはないと思うのですが、じゃあ記号としては絶対にないかと言われたらそこまで言えるほどの自信がない。「見たことない」と「ない」は違う。
結局正解はAEFの三つだったのですが、これだけ年中地図を眺めていてちゃんと地図記号が分っていないとは情けないと思いました。
それで日常的に見えるところに地図記号一覧を貼りたいと思っていたところにこれを見つけたというわけ。

改めて見てみると本当に全然と言っていいほど分かっていませんでした。
それから、ここにある記号は数多ある記号の中の一部抜粋なんだろうと思っていましたが、国土地理院のサイトを見たらそうでもないことが分かりました。
地図記号はいくつかの項目に分類されるのですが、その中の「建物記号」「基準点」「目標物」「特定地区」に関しては完全に網羅されていました。
ポスターにあるのは63種類。これ以外に道路や鉄道、地形や地質に関する若干が省略されているだけでした。意外と少ないんですね。
博物館はあるのに美術館はないのかとか、広葉樹針葉樹ヤシ科竹林笹ハイマツですべての植物がカバーされるのかとか眺めていると面白いです。ハイマツ?

ダイソーで買ってきた200円の額縁にいれて、飾ったのはトイレです。座れば目の前にありますので毎日何度も見ます。そのうちに全部覚えるはずです。
小学5年生には負けられねえ。
また日本の記号で“ヤシ科樹林”っていうのがありますが、この本(1994年初版)では“しゅろ科樹林”だったりで、それ以外にも、二十年ほど前の“地図の未来”への考察など、色々面白いです。
図書館ででも発見したら、どうぞ。
探して見ます。