東京大学の中を歩いていたら総合図書館の脇に見慣れない鉄の列柱が見えました。長さおよそ100mの鋼鉄のトンネル。
その上にはプレハブの箱が載っています。
下に潜るとこんな風景。ちょっと伝わりにくいですが意外と荘厳な感じがしてかっこよかったです。
脇の階段から上がれます。こんな風に古い図書館と向き合っています。
今、図書館の前広場は建設工事で盛大に掘り返されています。
これは2014年5月の写真。掘り返して見たら明治時代の旧図書館(関東大震災で焼失)の土台の遺跡が出てきたりしてちょっと話題になっていました。
で、何を掘り返しているかというと新しい図書館の建設です。
東大サイトにあった建築費用の募金のお願いと言う資料に建築計画の概要が出ていました。
なんと現在ある図書館前広場の地下を深さ40m掘って、そこに300万冊の図書を収納する超巨大自動書庫を作るらしいのです。
この絵から想像すると2層になる書庫に入る「書棚」の高さは軽く10mはありそうです。
ビルで言えば5階分くらいの高さになる本棚がずらりと並び、端末から指示をすると数分で本が採りだされて運ばれてくるという大変なシロモノ。
どんな仕掛けになるのかとても楽しみですが、完成予定は2019年。こちらも東京オリンピックでお披露目計画でしょうか。関係ないか。
話は高床式のプレハブ棟に戻ります。
そういう大規模な工事が進行中なので、このプレハブを見た時は建設用の事務所かと思ったのですが階段を上がってみると
なんとなく普通の研究室っぽい感じ。(さすがに中には入れなかった)
まあここ以外でも本郷キャンパスは建設中の場所がいっぱいありますから、どこかの建物から避難してきた研究室が入っているのかも知れません。
で、それなりの面積が必要だったけど場所が通路位しか空いていなかったので、高床式にして通路は活かしたと。そういう作戦のようでした。
ここにもひとつ楽しみな5年後がありました。
本だけに空調には気を遣いそうです。
それにしてもなんと言う深さでしょうか。
関係ないけど、私高いところは大好きなんだけど
地底が嫌いなの。
炭鉱じゃないんだから。
高層ビルにして、低層階の外観だけ今の建物を残すって手法も
あったんだろうけど、今回は気合が違うようです。
地底は私もイヤ。
地下のライブハウスとかでも緊張しちゃいます。