府中から甲州街道の続きを歩きます。

府中駅の周りは駅直結のデッキが充実しているんですが、府中市はそれをさらに広げたいようで新しくビルができるととりあえず繋いで置く方針のようです。

甲州街道に入る角にある目医者さんビル。今のところこのビルに注目している人はいないようですが、街道ウォッチャーの私は見逃しません。タダモノではない。

甲州街道も府中から外側になると歩道もこんなにせまくみすぼらしい雰囲気になります。自転車が向こうから来たらもうすれ違えない。

武蔵野府中熊野神社古墳という大きな看板が見えたのでちょっと寄ってみました。

本殿の後ろに思ったより大きくて近年復元されたように見える丸石葺きの上円下方墳がありました。
昔から神社の後ろの小山は古墳ではないかと言われていたものの1990年代にようやく調査が始まり2003年の発掘で初めて古墳であることが確認されたそうです。

南武線越え。南武線と武蔵野線の区別がよく分かってないんですがそれで困ったことはまだ一度もありません。

日野バイパス入り口。信号名は国立インター入り口。ここを左に入ると1km先にある中央高速に乗ることができます。
インターをそのまま進めば八王子まで片側4車線の日野バイパスで八王子まで繋がっています。そして日野バイパスは2007年に新たに国道20号となりました。
そしてこの信号から先の今まで国道20号だった甲州街道は「都道256号の甲州街道」、ということになりました。
道路が作られて交通がスムースになることは良いことなのですが、昭和27年から国道20号だったところが今日から都道だよと言われた沿線住人の心情はいかばかりか。
知らんけど。特に気にしてないかな。どうなんでしょう。

左に行けば日野バイパスなこの交差点、右側はというとやっぱり新しい道路を作っていました。これがこの先どこに繋がるかというと、なんとあの東八道路。
久我山あたりから甲州街道の北側をそっと走って来た東八道路は、この交差点で日野バイパス(=国道20号)と繋がる計画だったのです。
そうなれば、ひょっとすると現在都道14号と呼ばれている東八道路がいずれは国道20号の名称を奪うようになるのかも知れません。東八道路、おそろしい道、、、、、

ということで、元国道20号だった甲州街道を立川に向かいます。沿道には豪農、地主の名残とみられるごついお宅がごろごろと。

谷保駅の南に谷保天満宮があります。南武線が引かれた際に駅名を「やほ」と読むようにしましたが元の地名の読みは「やぼ」。
「やぼの天神」が「野暮天」の語源であるという言い伝えがあります。

参道から二の鳥居の先で本殿に向かって下る「下り宮」。創建時は本殿より下にあった甲州街道がその後に段丘の上を通りように変更されたためこうなりました。

階段を下りてからお参りするというのも珍しい体験ですが、考えてみると宮崎の最後に行った鵜戸神宮が思いっきりそのタイプでした。

谷保天神の少し先で多摩川方向に向かう道があったのでそちらに入ってみました。

200mで段丘の崖へ到達。向こう500mほどが多摩川の河川敷。奥に見えるのが日野の丘陵地帯。

河岸段丘の下に下りてみました。奥に見えているのが根川貝殻坂橋。江戸時代の一時期にはこの500m下流に多摩川を渡る「万願寺の渡し」がありました。

多摩川サイクリングロードがここで一旦途切れて直進できなくなっているところでした。

下に下りたのでしばらく甲州街道から離れて多摩川と平行に流れる細い支流に沿って歩きます。さっきの端の名前からすると根川?

上を多摩モノレールが走る道に当ります。この道を右折して立川に向かいます。

立川南駅。JRの立川駅を挟んで北に立川北駅、南に立川南駅。でも立川駅はありません。
どちらの駅も立川駅から150mほどしか離れていませんし、立川駅のペデストリアンデッキの範囲内にあります。

立川南駅を出てJRを越えて行くところ。ビルの隙間をモノレールというと昭和の頃夢見た21世紀の未来都市です。

駅の北側はますます未来都市の様相が濃くなっています。立川ってこんなところだったんですね。私の知ってる立川とは全く違います。

伊勢丹もまるで谷口吉生のようなニュアンスが。(実際は清水建設の設計でした)
駅周辺で立川の都会っぷりに驚いていたらこの奥はさらにすごいことになっていたのでした。(つづく)

本日塗りつぶしたところ。

府中駅の周りは駅直結のデッキが充実しているんですが、府中市はそれをさらに広げたいようで新しくビルができるととりあえず繋いで置く方針のようです。

甲州街道に入る角にある目医者さんビル。今のところこのビルに注目している人はいないようですが、街道ウォッチャーの私は見逃しません。タダモノではない。

甲州街道も府中から外側になると歩道もこんなにせまくみすぼらしい雰囲気になります。自転車が向こうから来たらもうすれ違えない。

武蔵野府中熊野神社古墳という大きな看板が見えたのでちょっと寄ってみました。

本殿の後ろに思ったより大きくて近年復元されたように見える丸石葺きの上円下方墳がありました。
昔から神社の後ろの小山は古墳ではないかと言われていたものの1990年代にようやく調査が始まり2003年の発掘で初めて古墳であることが確認されたそうです。

南武線越え。南武線と武蔵野線の区別がよく分かってないんですがそれで困ったことはまだ一度もありません。

日野バイパス入り口。信号名は国立インター入り口。ここを左に入ると1km先にある中央高速に乗ることができます。
インターをそのまま進めば八王子まで片側4車線の日野バイパスで八王子まで繋がっています。そして日野バイパスは2007年に新たに国道20号となりました。
そしてこの信号から先の今まで国道20号だった甲州街道は「都道256号の甲州街道」、ということになりました。
道路が作られて交通がスムースになることは良いことなのですが、昭和27年から国道20号だったところが今日から都道だよと言われた沿線住人の心情はいかばかりか。
知らんけど。特に気にしてないかな。どうなんでしょう。

左に行けば日野バイパスなこの交差点、右側はというとやっぱり新しい道路を作っていました。これがこの先どこに繋がるかというと、なんとあの東八道路。
久我山あたりから甲州街道の北側をそっと走って来た東八道路は、この交差点で日野バイパス(=国道20号)と繋がる計画だったのです。
そうなれば、ひょっとすると現在都道14号と呼ばれている東八道路がいずれは国道20号の名称を奪うようになるのかも知れません。東八道路、おそろしい道、、、、、

ということで、元国道20号だった甲州街道を立川に向かいます。沿道には豪農、地主の名残とみられるごついお宅がごろごろと。

谷保駅の南に谷保天満宮があります。南武線が引かれた際に駅名を「やほ」と読むようにしましたが元の地名の読みは「やぼ」。
「やぼの天神」が「野暮天」の語源であるという言い伝えがあります。

参道から二の鳥居の先で本殿に向かって下る「下り宮」。創建時は本殿より下にあった甲州街道がその後に段丘の上を通りように変更されたためこうなりました。

階段を下りてからお参りするというのも珍しい体験ですが、考えてみると宮崎の最後に行った鵜戸神宮が思いっきりそのタイプでした。

谷保天神の少し先で多摩川方向に向かう道があったのでそちらに入ってみました。

200mで段丘の崖へ到達。向こう500mほどが多摩川の河川敷。奥に見えるのが日野の丘陵地帯。

河岸段丘の下に下りてみました。奥に見えているのが根川貝殻坂橋。江戸時代の一時期にはこの500m下流に多摩川を渡る「万願寺の渡し」がありました。

多摩川サイクリングロードがここで一旦途切れて直進できなくなっているところでした。

下に下りたのでしばらく甲州街道から離れて多摩川と平行に流れる細い支流に沿って歩きます。さっきの端の名前からすると根川?

上を多摩モノレールが走る道に当ります。この道を右折して立川に向かいます。

立川南駅。JRの立川駅を挟んで北に立川北駅、南に立川南駅。でも立川駅はありません。
どちらの駅も立川駅から150mほどしか離れていませんし、立川駅のペデストリアンデッキの範囲内にあります。

立川南駅を出てJRを越えて行くところ。ビルの隙間をモノレールというと昭和の頃夢見た21世紀の未来都市です。

駅の北側はますます未来都市の様相が濃くなっています。立川ってこんなところだったんですね。私の知ってる立川とは全く違います。

伊勢丹もまるで谷口吉生のようなニュアンスが。(実際は清水建設の設計でした)
駅周辺で立川の都会っぷりに驚いていたらこの奥はさらにすごいことになっていたのでした。(つづく)

本日塗りつぶしたところ。
私の実家付近の道も、今の家の前の道も、以前は「国道」でしたが、いつのまにか、気付いたら「町道」に成り下がって?ました。(๑˃̵ᴗ˂̵)
県内の、別の町を車で走っていて、「この町の風景って、こんな感じだったっけ?」と思って、地図を確認すると、かつての「メインの通り」が、思いっきり「旧道」になっていて、いつのまにか「かつてのバイパス」を走っている状況なことが、よくあります。(*_*)
道路に興味を持ち始めて浅いし、基本は電車の人なのでまったく考えたこともありませんでした。
wikipediaの「国道4号線」の中の「旧国道4号」という項目では、国道から県道以下に降格した個所が42か所も記載されています。
ほとんどがバイパス整備によるものです。
バイパスができたせいで閉店に追い込まれたガソリンスタンドやレストランの話も多く見つかりました。
地元に馴染んだ名称を後からできた新参に奪われる悲喜こもごも。いろんなドラマがありそうです。