こんにちは!あるくべきのふみです!
良い天気でほんのり暖かくて良い気候ですね!しっかり歩いて氷冷しましょう♪
今回は、足底腱膜炎についてです。字のごとく、足の裏(足底)にある腱膜の炎症によって、足裏に痛みなどの症状が出ることです。足底腱膜炎もしくは足底筋膜炎と呼ばれています。
足底腱膜は、踵と足の指の付け根まで伸びている組織で、アーチ状になっている足の“土踏まず”を支える重要な役割を担っています。
足への衝撃を和らげるクッションの働きもあり、このクッション機能が低下し、足底腱膜に過剰なストレスが加わることで、足底腱膜と骨の付着部で炎症が起きると言われています。スポーツや長時間の立ち仕事などで、足の裏に負担をかけがちな人に多くみられると言います。
レントゲンでは、骨には異常が見られることはありませんが、繰り返し足底腱膜が付着部を引っ張る事で、踵骨棘という骨の棘が出来る人がいます。
病院での対処法としては、使いすぎないようにという注意、湿布の処方、足底筋膜のストレッチ、超音波治療、靴のインソールの薦め、注射等があります。日常生活に支障がある場合には、稀に手術という選択肢もあります。
しかし、ここでも、足の裏だけに注目されています。体全身を診た上で、なぜそこに炎症が起きているのか?骨棘ができているのか?を考えることが必要です。それは「使いすぎ」のせいだけではない理由があります。
骨盤が前方に傾いているとします。そうすると、骨盤にくっついている筋肉や腱が前に引っ張られます。つまり、太ももの裏の筋肉、ふくらはぎの裏の筋肉が、体の中心側(上)に、引っ張られれるということです。そして、ふくらはぎからアキレス腱、その下に足底筋や足底腱膜があり、もちろん、それらも中心(上)部へ向かって引っ張られます。
引っ張られて体が立っていられなくなっては困るので、筋肉や腱は、固くなってそれを防ごうとします。せっかく固くなって守っているのに、筋が固いからと押したり揉んだりすると、筋はさらに引っ張られます。そうして筋が伸びる限界を越えると、今度は、筋が着いている部分の骨を伸ばして対応します。これが骨棘です。
実際に、骨盤の位置を正常に戻すと、足底腱膜炎はなくなり、骨棘は向きが変わり、最終的に消失(自然吸収)します。
足裏の負荷を軽減する、もしくはアーチを確保するためと、靴に敷く変な形のインソールなんかを薦められ、それをしたまま歩くと、しっかり足裏が地面に着けないので、骨盤は整わず、むしろ他の関節も壊してしまう可能性が出てきます。ちなみに、運動効果を高くした変な形をした靴とかも、同じく危険です。
足裏が痛いと歩き方もおかしくなるので、無理に歩こうとするのもよろしくありません。足裏が痛いときは、まずは氷冷し、四つん這い歩行等がオススメです。
足裏のことですが、やっぱり人の体は繋がっているので、1部分だけの話ではないのだと私は思うのです。