こんにちは!あるくべきのふみです!
異常な猛暑が酷いですね。こうなると、外を歩くのは危険です。なるべくショッピングモールとかデパートとか、館内エアコンがきいている所で歩きましょう♪
私たちにとって、この外気温が体温を超えるということは、異常事態です。そもそも体内進化的に、寒さには強くなってきたけど、暑さの備えはそこまでないし、飢餓には強く造られても、飽食には対応できていないのです。
体は、皮膚表面の温度より外気温が高くなると、皮膚血管拡張が起きても熱を逃がすことができなくなります。逆に熱を体に取り込むことになり、危険にさらされてしまうのです。
そのため、気温が36~37度以上を記録すると「体温より高い」ことが注目されます。もちろん、体温越えでない環境でも、湿度が高くなると、汗をかけなくなるので、これもまた危険です。なので、最近は、気温、湿度、輻射熱を取り入れた“暑さ指数”を大々的に公表しているのです。単純に気温だけでなく、湿度や日差しの違いをも考慮して、熱中症予防につながるのが、“暑さ指数(WBGT)”です。
さらに言えば、子供は、大人よりも体の面積が少なく、地面の近くにいるので、外気温の影響をより受けやすいので、要注意です。
発汗して熱を逃す方法がありますが、子供は汗腺が未熟な部位があり、大人と同等に働いてくれない場合があります。
汗腺は個人差があるもののおおむね300万~400万個で、数自体は子供と大人で変わらないのですが、子供は体そのものが成長しきっていないため、実際に有効に働いている数は非常に少ないのです。このため、水分補給が、大人のように体温調節に対して有効ではない場合もあります。
実は、この汗腺機能が成人と同等までに完成するのは18歳前後と言われており、結構時間がかかります。しかも、汗腺の発達は個人差が大きいので、一概には言えないところもあります。そんな発汗する機能が未熟な子供を、大人と同じような感覚で、水分補給すれば大丈夫と判断するのは危険です。
また、高齢者も気を付けなければいけません。昔からの感覚で、エアコンをつけっぱなしにするのに抵抗があったり、感知能力が鈍くなって暑さに気付けなかったり、夜中のトイレ防止のために水分を採らなかったりすると、熱中症のリスクが高くなります。
そもそも高齢になると、体内の水分が少なくなります。体内の水分割合は、赤ん坊が70~80%、成人が約60%に対し、高齢者は約50%に減ってしまいます。もともと持っている水分が少ないため、高温・多湿などの環境要因や、発汗・下痢などによってすぐに脱水症状を起こしてしまうのです。
外環境が異常な場合は、無理はしないことが大事です。暑さに強いから…とか、少しの間であれば…とか、異常気象を甘くみてはいけません。環境、体調、年齢などに合わせて行動しましょう。