ぼくらのありのまま記

ぼくらは
こんな大人になりました。

『りょうすけが見てきた、唐桑御殿つなかん展』終了から、一夜あけて思うこと。

2017-06-19 07:37:51 | 東京日記
展示の最中「りょうすけが、すごい、すごいって連日て言われてるの、納得いかねー」と昔っから付き合っている友だちにには、よく言われていました。

僕もそう思います。有吉弘行さんが
「自分の実力よりもてはやされている状態がバブルという」

と言っていましたが、まさにそんな感じです。普段のポンコツ具合から行ったら、こんな状況は考えられません。

しかし「すごいねー」と言われている展示中の自分自身に近づいていきたいと思いました。
「つなかんやめたら、つまんなくなったね、料理もつなかんの方が美味しかったなー」と言われないように、生きていきたいです。



『りょうすけが見てきた、唐桑御殿つなかん展』の振り返りをすこし。




『30名以上の方が手伝ってくれた。』

ポストカードや名刺のデザイン、場所を貸してくれたり、アイディアだしをしてくれたり、当日のお手伝い。備品を買って来てくれり。各方面から、協力していただきました。ありがとうございます。

「つなかんに対して自分のこととして関われることが、やっとできたよ。ありがとう。」

と逆に言っていただいたりして、本当にもう、ありがとうございました。






『たくさんの方が来てくれた。』

集計はまでできてないので、全体の人数は確認していないのですが、1日ごとに約20名〜80名の人が来てくれました。開催中の14時〜20時の間、お客さんが途切れる時間がありませんでした。平日の午前中から、結構な人が来てくれたのは、驚きです。





『2回以上来てくれた方が結構いた。』


「この前、友だちとだったから写真ゆっくり見れなくて」「なんとなく」「また牡蠣が食べたくなっちゃった」「楽しいから」

それぞれの理由でゆるりと過ごしてくれました。5回以上来た方も何人かいました^^









『赤字にならなかった。

わかめの説明書や、ポストカードを作ったり、唐桑から材料を仕入れたり。販売数が少ないのでその分、それぞれに送料もかかるし。そもそも「人が来るのかわからないけれど、たくさん来ても大丈夫なように」と仕入れをしたので。「赤字仕方ないかなー」と思っていましたが、90パーセントは在庫がなくなりました。



『つなかんらしい時間になった。』

この場所の力もすごくて、風通しもよく静かで、明るくて。ここなら、いい雰囲気のなにかができるなとは思ったのですが。

「唐桑にいるみたい」「ここ、つなかんだねー」という感想を多くいただきました。それぞれが「つなかんらしさ」として感じていることが、どんなことかは、わかりませんが、きっと同じような気持ちになったのではないでしょうか。

感想をぜひ、教えてください^^





『ちゃんと泣けた。』


自分自身も、お客さんも。ひとりじゃなく、泣ける場所があってよかったなと思います。そして、泣きながらも、笑ったり。「またどこかでね」と約束できたりもした。



この場所では明るくしていた人の中にも「ただ楽しいだけじゃないけど、明るくいたいんだ」という気持ちが感じられて。
つなかんで出会った人たちは、優しい人がたくさんいるなぁと感じられました。



『終わりに。今のきもちを。』

写真も文章も料理もすべてもっともっと勉強したい。
とにかく、今はなにかを勉強したいー!!という気持ちが強いです。
3年間、料理人として牡蠣と向き合いました。
食材は、育った場所、育った人、その人の想い。全てがセットだということがわかりました。




ただ美味しく、美しくつくればいいというわけではなく。




すでに、そこにある物語を、ありのままに、伝えられたら。
それは、つなかんがチームとしてやってきたことでもあります。





今は、まずはひとりでも、続けていけるように。
そのために、自分自身に足りないことがあることもわかりました。







寿司屋がいい魚を仕入れたいというように、今は自分自身になにかを仕入れたいという気持ちです。
この時間をつかって何を仕入れたらいいかを考えています。


(小池アミイゴ;鮪立



出典は、ネタバレになるので紹介しないので記載しませんが。
繰り返し読み続けている谷川俊太郎さんのことばで、締めくくろうと思います。


3週間お付き合いいただき、ありがとうございました。




写真を片付けたら。足が悪くてここまで来られなかった大好きな人のもとへ、写真を見せに行って来ます。
ほんとは、ただ会いたいだけなんだけど。


【目次】「りょうすけが見てきた、唐桑御殿つなかん」展

2017-06-18 22:29:41 | つなかん、旅の記録

(追記5/23:入場無料です)


展示についての目次ページです。
催しごとに、更新情報を載せてあります。

(追記5/23:イベント中、僕はずっと会場にいます。)


(6/3追加)黒田さんが地図を作ってくれました^_^



・「純粋な塩わかめ」の販売
「純粋な塩わかめ」についてと、戻し方、保存方法。
(今回のわかめの「純粋さ」や、便利な使い方や、丁寧な切り方、などを書きました。ぜひ読んでください!!!)

パッケージデザインの代わりに、手紙をお渡しします。(25日更新)

わかめを使ったレシピ(29日〜順次更新)




・つなかんで撮りためた3年間の写真展
つなかんに行ったことがあるお客さんから、つなかんで撮った写真を募集しています。(5月27日まで!)
詳しくは「つなかんLIFE」の写真、募集します。をお読みください。



・牡蠣とめかぶのイートイン
メニュー(6/1更新予定)




・特別な時間やゲスト
6/16(Fri) 19:00~20:00 うたの時間。(詳細はそのうち。)






以上です。
何か、ありましたら、下記メールアドレスまで、ご連絡ください。

「りょうすけが見てきた、唐桑御殿つなかん」展

主催 今井竜介 連絡先 sushi.to.oyster@gmail.com  
協力(池田晶紀、小池アミイゴ、鈴木歩、株式会社BambooCut、Ballena代官山、仕出し弁当きのこ、盛屋水産、つなかんファンの皆様)

イベントの詳細はこちらのFBページをお読みください。




日々のこと。

2017-06-18 07:45:06 | 東京日記
つなかん展は毎日日替わりでゆかりのある方々がお手伝いに来てくれている。
みんな、ありがとね。今度美味しいもの食べに行こー^^

昨日の来てくれた、ちん君のバイブスがもう、いかにもつなかんらしかった。






「指示ないと動けないんで、指示ください」

じゃあ、洗い物やっといて。

「わかりました」

洗ったやつは、シンクに置いといてくれれば、いいから。

「おけ」

何度か、ルーティンを繰り返しているうちに。

「食器はここに置けばいいんだよね?」

そう。

っつって指示なくても動けるやん。みたいな瞬間もある。

「やべっ!」

なに?

「洗ってない食器に重ねちゃった」

裏目にでたね、、、。







今度は、まかないで食べる、鶏のモモ肉とレタス、あとリードペーパー買って来てくれる??と頼むと。

「わかった。忘れちゃうからメモする」

と言って買い物に言ったら、ムネ肉買って来た。
なんてメモしたん??

「モモ肉って書いたよ」

そうっすか、、、。




ムネ肉でも美味しくできたから。ただ!!せっかくトマトを綺麗に並べたのに。
ご飯を炊く時、沸騰したら、かき混ぜる癖がついていて、ついつい、かき混ぜて、
トマトがばらばらになっちゃって美味しそうに見えない、、、。



そんなちん君、震災の時は誰の指示でもなく、唐桑行ったんだもんなぁ。

彼らの記録も、少しだけ、飾ってあります。

今日も、よい一日をお過ごしください。






DJに選ばれたレコードのように。

2017-06-17 23:39:47 | ぼくらのありのまま記
「うわー!!ここでこの曲きたかー!!」
DJが好きな曲をかけてくれた時のような、高揚感。


自分で選んだレコードに針を落として、流れてくる音楽とは全く違う。偶然聴けた時の嬉しさって、結構なもの。



5月、6月はずっと展示のシュミレーションをしながら、不安要素を埋めて行く作業で。
「つなかんで、自然にできたことを、いちよさんも、やっさんもいない東京で、狙ってやってもできるのか?」ということをずっと、考えていた。


そしたらできた。その中にも。
「えー!!なんでここにいんの?来てくれたん!」みたいな、偶然が面白かった。

偶然は、面白い。


この夏と秋、少しだけ東京を離れます。
2つのスタディツアーみたいなものに参加するのだけれど。

夏のツアーに、気仙沼で知り合った先輩も参加することがわかりました。
そんなことってある??
「なんで、あの人とあの場所に行くん!!」
まじかー。偶然というか必然というか。



うちらは、レコ屋に並ぶ中古レコードみたいなもんですわ。

「お、このレコード良さげじゃん?」
「これ!ずっと探してたやーつ!!」
ジャケ買いされたり、探し求められたりしている。

伝説のDJに選ばれて、夏フェスでフロアを盛り上げるレコードのように、この夏を迎える。

躍らせる立場でもなく。踊りに行くわけでもなく。運営するわけでもなく。選ばれたレコードとして、フェスに参加するような感覚、はじめてだ。



でもやるんだよ。

2017-06-17 08:19:00 | 東京日記


remiさんとzakoさんに歌を歌ってもらった。
2曲めの「what a wonderful world」で泣いてしまったー。

写真に写っている人は、ほぼ、つなかんで出会った人たちだ。
ということは、つなかんにいなければ、出会わなかったはずの人たち。

展示の最中にこんなことが頭に浮かぶのは初めてなんだけれど
「みんなと、つなかんで会いたかったなぁ。つなかんで聴きたかったな」
ということ以外は何も思えなくなってしまい、そしたら超泣けてきた。


事故以来、はじめて人前で泣いた。

大人になってからは、ほとんど人前では泣かなくなった。
サチの結婚式の時も人前で泣いたけれど、その時は嬉しい涙だった。





今回は、さみしさで、泣いた。

泣いてる場合じゃないよ。とか、泣きたい時もあるよ。とか思う、いろんな自分がいた。
まぁ、あとはこの人たちの前なら泣いてもいいかという安心感もあって、あまえたんだろう。
と二日酔いの朝に、泣きながら、昨日のことを振り返っている。

どんだけ泣いてんだ。


あと、zakoさん、オリジナル歌うつってたのに、fishmans歌うとことか、ずるいわ。




「楽しかった 時が終わって 気づいてみたら さみしい人だった」(感謝(驚)fishmans)




感想ノートのこの文章も好き。

よくわからない日々をすごしているけれど。


「人生には、想像できないことが起こる。それでも、生きていかなければいけない。どうせ生きるなら「what a wonderful world」と歌い続けていたい。」

ということは、大切にしたいなー。それは、3年間いちよさんが、背中で教えてくれたことでもあるし。



あと、2日間、無事にすごせますように!!!!