ぼくらのありのまま記

ぼくらは
こんな大人になりました。

【目次】矢田さんと「ちまきはちまきやのちまき」東洛堂ちまきや

2014-04-30 16:37:33 | ぼくらのありのまま記
もうすぐ、端午の節句
子どもの日が来ます。
子どもの日といえば
鯉のぼり、かしわ餅、兜を飾って。
地元の小笠原では毎年、
大縄跳びをやった思い出があります。


「せいくらべ」という歌も歌いました。

柱のきずは おととしの
五月五日の 背くらべ
ちまき食べ食べ 兄さんが
計ってくれた 背のたけ

ちまき食べ食べ?
こどもの日はかしわ餅じゃないの?


そういえばちまきって何だ?
ちまきで思い浮かべるのは
餅米の炊き込み御飯が入った
入っている中華ちまき。

僕が初めて「ちまき食べ食べのちまき」に
出会ったのは高校生の時でした。高校時代の
友だちに矢田里美という子がいまして、
彼女の実家が毎年、家族総出であの
「ちまき食べ食べのちまき」を
作っていたのです。

初めてちまきを見た時は
「これ、どうやって開けたらいいんだ?」
と食べ方がまずわからず。というか
ちまきが何者かがわかりませんでした。

(矢田家のちまき)


材料や食べ方を教えてもらいながら
いがらの紐をほどいていくと
笹の葉のいい香りがしてきます。
一口食べた時に「うわっ!こんな美味しい
食べ物が世の中にあるんだ。」と
一人感動していました。

ちまきを食べながら矢田家のちまき話を
聞いていたらどうやら里美の祖父が、
「東洛堂ちまきや」という和菓子屋の
ご主人だったそうでそこには様々な方の
想いが詰まった物語がありました。

あの時の感動から15年近く経って
しまいましたが、里美の母上、
矢田けいこさんに「ちまき」の物語を
聞いてきました。全6回。
よろしくお願いします。


「ちまきはちまきやのちまき」

第1話 ちまきやのちまき
第2話 じぃじのちまき
第3話 ちまきやの和菓子
第4話 ばぁばのちまき
第5話 砂糖屋と和菓子屋の出会い
最終話 娘たちが受け継ぐちまき 


今年のちまき作りに参加してきました。


「東洛堂ちまきや」は京都で500年以上
続いている和菓子屋「川端道喜」さんから
暖簾分けしたお店で、ちまきやのちまきは
財界、政界、皇族、各界の著名な方々にも
喜んで頂いていたそうです。


1983年,ご主人の他界と共にちまきやは
閉店してしまいましたが、ご家族がその
意思を受け継ぎ、30年以上経った今でも
毎年5月が近くとちまきを作っています。
 
なじみの御贔屓さまや
お世話になった方々へ差し上げるために。
お金をもらう仕事でもなく、
軽々しく趣味と呼べる事でもない。
大切な事を伝えるためのちまき作りが
代々と受け継がれています。

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