金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 札幌記念と北九州記念

2021-08-23 07:11:12 | 競馬

 重賞回顧の前に、土曜日の小倉10R芝1800m宮崎特別(3歳上2勝クラス)を勝ったディープインパクト産駒の3歳牡馬カイザーバローズについて。これで4戦3勝となりましたが、とにかく仕掛けてからの加速スピードが、お父さんの現役時代を彷彿させる走りで、ビックリしました。小回りの小倉でこの走りでしたので、次は直線の長い新潟か、府中での走りを見てみたいところ。

 普通に考えれば、次走は中山のセントライト記念(GⅡ)あたりでしょうが、場合によっては、府中の毎日王冠(GⅡ)あたりへの腕試しでも面白いレベル。

 

 では、電撃の6ハロン、北九州記念勝ったのは、スクワートルスクワート産駒ヨカヨカ熊本産馬初のJRA重賞勝利。快走するモズスーパーフレアが最内を狙った中、外の馬場の良いところを差して快勝。2着にも、同じコースを通ったファストフォース。

 逃げたモズスーパーフレアは、スピードの違いでレースを引っ張りました。驚いたのは内埒際を狙ったこと。日曜日の馬場は、逃げ馬と言えども、皆外側の良いところを狙うケースが殆ど。これは本番のスプリンターズSへ悪影響を残さないため、敢えて陣営がこの選択をしたのでしょう。

 それにしても、ヨカヨカは嬉しい重賞初勝利。また、本番に向けて良いレースができました。熊本産馬、九州産馬の星として、是非本番のGⅠでも、活躍を期待したいと思います。

 

 では、真夏のスーパーGⅡの札幌記念勝ったのは、白毛の桜花賞馬ソダシ。2番手追走から、4コーナー手前で先頭に立って、そのまま押し切る横綱相撲で完勝。こういうレースが出来るのなら、2000mの秋華賞も、2200mのエリザベス女王杯でも問題ないと思います。

 2着は、中団から外々を回ったラヴズオンリーユー。先にブラストワンピースが動き、また次にペルシアンナイトに動かれたため、ソダシに比べると5頭分は外を回されましたので、これはもう追いつけない展開でした。

 今日は470㎏で、春の香港から8㎏も体重が減っていましたが、おそらく函館から札幌の輸送の負荷が、予想以上に大きかったのではと思います。レースの最後は勝負強さでペルシアンナイトを差しましたが、仕掛けてからの反応がイマイチだったのは、この輸送の影響もあったのでは?と思います。次は、ブリーダーズカップのアメリカですが、アメリカの競馬場は小回りが多いので、この馬にとっては位置取りが重要だと思います。


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