京都のマーメイドS。勝ったのは、キズナ産駒の4歳牝馬アリスヴェリテ。好スタートからスピードを活かした離し逃げへ。前半1000mのラップは58秒3とかなりのハイペースの流れに。直線に入ってもスピードを緩めず、ほかの先行勢は後続に飲み込まれます。残り100mのところで、さすがにアリスヴェリテの脚が上がってしまいましたが、それでも後続の追い上げに2馬身差をつけて逃げ切り勝利。良の勝ちタイムは1分57秒2。2着には、後方からマクリ気味に追い込んできたハービンジャー産駒エーデルブルーメ、クビ差の3着には、8番手から差してきたロペデヴェガ産駒ホールネス、さらにクビ差の4着には、最後方から差してきたヴァンセンヌ産駒ファユエン。
アリスヴェリテは、嬉しい重賞初勝利。軽量50㎏を活かした、永島まなみ騎手の迷いのない離し逃げ戦法が功を奏しました。永島まなみ騎手にとっても、嬉しいJRA重賞初勝利。
2着の1番人気エーデルブルーメも、十分に持ち味を発揮したレースでした。しかし、あまりにアリスヴェリテを気持ちよく逃がせ過ぎたことが敗因。3着のホールネスは4歳ながら、今回がまだ5戦目というキャリア。それで重賞3着に入ったのですから、次走以降が楽しみです。4着ファユエンも、さすが重賞経験の豊富さが出た感あり。まだまだ走れると思います。
なお、人気の一角だったミッキーゴージャスやコスタボニータは、56.5㎏と56㎏の負担重量が堪えた感じ。ここは参考外で。