金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 日本ダービー・目黒記念・葵S

2020-06-01 06:39:24 | 競馬

 まずは土曜日の葵ステークスビアンフェが人気に応えて快勝でした。ビアンフェは函館2歳Sの頃より、50㎏以上体重を増やしており、キズナ産駒の成長力を示してくれました。これでキズナ産駒のJRA重賞は6勝目。新種牡馬としての成績は、祖父サンデーサイレンスや父ディープインパクト以上と言って良いでしょう。まだ1世代しかいませんので、ディープの正当な後継者かどうか判りませんが、明らかに、キズナは独自の血脈を創っていく始祖の一つになると思います。

 次に目黒記念。勝ったキングオブコージは、ロードカナロア産駒ですが、母系がガリレオでサドラーズウエルズ系なので、サートゥルナーリア同様、2400m以上も大丈夫。今後も中長距離路線で楽しみな馬が出てきました。

 

 さて、いよいよ日本ダービー。想定していたとおりとは言え、勝ったコントレイルは完璧なレースをしました。ダービーをこれだけの楽勝、しかもサリオスというスーパーホースを相手に、これだけの完勝を遂げたのだから、もう言うことはありません。

 福永祐一騎手は、「絶対に負けてはならない」という乗り方でした。スタート良く1コーナーでは3番手、最初の1000mは想定どおりスローの61秒台、横山典騎手のマイラブソディがスローをかき回すために動き始めても慌てず、ゆっくり位置を下げて、4コーナーを回ったら、一番馬場の良い中央へ自然に移動して、持ったままで先頭へ。後ろからサリオスが来るのを待ってから仕掛け始め、抜群の伸び脚で3馬身差でゴール。それでも、「先頭に立ったら、『遊ぶ』ところが出た」と福永祐一騎手は言っていたので、全力で走ったらどんな馬なのか?

 矢作調教師・前田オーナーともに、この秋は国内専念を宣言。菊花賞を楽しみに待ちましょう。


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