次の「秋競馬の見どころ」は、もちろんアーモンドアイの動向。
史上最強牡馬がディープインパクトならば、この史上最強牝馬がどこを引退レースにするのか‥。実は、この秋の最大のテーマと言っても過言ではありません。今思えば、昨年の天皇賞秋で、ダノンプレミアム・ワグネリアン・サートゥルナーリア・ウインブライト・スワーヴリチャード・アルアインなど、牡馬の蒼々たるGⅠ馬たちを蹴散らせて完勝したあのレースこそ、彼女の生涯ベストレースに相応しいものでした。そして、もし、香港遠征が実現して、アーモンドアイが年末の香港カップを勝っていたら、あのまま引退というシナリオもあったと思います。
今秋は、天皇賞秋だけの１戦で、８個目のGⅠ奪取を決めれば、そのまま引退となる可能性もあります。競走馬はいつも怪我と隣り合わせでありますが、この馬だけは何としても無事に引退させて、日本競馬の始祖母神＝【天照大御神】になって貰わなければ‥。
そしてもう一つの見どころが、グランアレグリア。1200～1600mでどこまで快進撃を続けられるか。出来れば、暮れの香港スプリントで、ロードカナロア以来の日本馬勝利を見てみたい。競馬の究極の醍醐味は何と言ってもスピード。空前のスピードスターの誕生を期待したいと思います。（続く）
