金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2019年生まれ 世代別サイヤーランキング】 途中経過を見てみると‥

2022-04-28 07:25:45 | 競馬

 表題の「2019年生まれ 世代別サイヤーランキング」とは、大激戦だった2021年のJRA2歳リーディングサイヤー争いの続きであります。すなわち、昨年のダービー翌週から始まるJRA新馬戦から、今年のダービー当日までの3歳戦すべてにおける種牡馬成績ランキングを指します。

 一世代だけの比較ですから、ベテランの種牡馬も、新種牡馬も、基本は同じ条件での比較になりますので、今後の種牡馬トレンドを見ていく上、旬な指標になるもの。

 2022年4月24日現在の途中経過ではありますが、現状のランキングを見てみましょう。

第1位 ドゥラメンテ    勝利数58勝 AEI 1.49 賞金9億27百万円

第2位 ロードカナロア   勝利数62勝 AEI 1.30 賞金8億22百万円

第3位 ディープインパクト 勝利数53勝 AEI 2.30 賞金7億87百万円

第4位 ドレフォン     勝利数58勝 AEI 1.80 賞金7億85百万円

第5位 ハーツクライ    勝利数44勝 AEI 2.02 賞金7億15百万円

第6位 エピファネイア   勝利数38勝 AEI 1.48 賞金6億50百万円

第7位 ハービンジャー   勝利数37勝 AEI 1.35 賞金5億83百万円

第8位 ダイワメジャー   勝利数30勝 AEI 1.75 賞金4億85百万円

第9位 モーリス      勝利数35勝 AEI 0.93 賞金4億63百万円

第10位 シルバーステート  勝利数28勝 AEI 1.33 賞金4億57百万円

 

 ちなみに、昨年暮れまでの2歳リーディングサイヤーランキングは以下のとおりでした。

第1位 ディープインパクト 勝利数34勝 AEI 2.59 賞金4億54百万円

第2位 エピファネイア   勝利数25勝 AEI 1.59 賞金3億96百万円

第3位 ドゥラメンテ    勝利数30勝 AEI 1.20 賞金3億85百万円

第4位 ロードカナロア   勝利数27勝 AEI 1.35 賞金3億73百万円

第5位 ドレフォン     勝利数30勝 AEI 1.46 賞金3億49百万円

 

 第1位だったディープインパクトと、第2位だったエピファネイアが順位を落として、暮れの3位から5位までが、このタイミングで繰り上がっていることが判ります。

 現時点での第1位ドゥラメンテ。何と言っても、スターズオンアースの桜花賞勝利が光ります。第2位ロードカナロアは、ダノンスコーピオンをはじめ、世代で3頭の重賞勝ち馬を出しています。第4位ドレフォンは、皐月賞でジオグリフが勝って、初GⅠ制覇を成し遂げました。

 一方、順位を落としたディープインパクトエピファネイアは、上位3頭に比べると、出走頭数および出走回数が少なかったことが原因。ディープは実質最終世代のため、無理な使われ方が少なく、またエピファネイアは、3世代目のため、もともと出走頭数が減っていたという事情があります。ただし、この2頭の産駒は、オークスやダービーに有力馬が出てくるので、最後まで逆転の可能性を残していると思います。

 

 ちなみに、ディープインパクトは、初年度産駒の2008年生まれの世代別ランキングから、2018年生まれの世代別ランキングまで、第1位の座を譲ったことがありません。2019年生まれの世代は、実質最後の世代のため、登録頭数が少ないという事情はあるにせよ、このままでいけば、初めて首位の座を明け渡すことになります。

 歴史的種牡馬のディープインパクトに、初の土をつけるのは、ドゥラメンテか? ロードカナロアか? あるいは、やはりエピファネイアなのか?

 ダービー当日まで、この争いは激戦になることは間違いありません。次のスーパー種牡馬を占う闘いですので、注目いたしましょう!


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