2020年の高松宮記念を勝ったモズスーパーフレアの引退が発表されました。このスピードの申し子の走りには毎レース、驚かされたものですが、その子供たちの走りにも期待が集まります。
何と言っても、世界に名だたるスピード因子と言えば、まずは「Mr.Prospector」、そして「Storm Cat」、「Danzig」、最後に「Bold Ruler」の4つ。これが幾重にも重ね合わされているのが、モズスーパーフレアの血統。
この快速娘に、例えば、ライバルのダノンスマッシュを掛けわせてみると、「Mr.Prospector」の 4×5×5、「Storm Cat」の 4×4、「Danzig」の 4×4という、宇宙まで跳んでいってしまうような超速のスピード血脈が出来上がります。そんなモズスーパーフレアの子供が、新潟の千直を走ったり、香港スプリントを駆け抜けるところを、是非とも見てみたい気がいたします。
そして、繰返し申し上げますが、世界のスピード血脈は、芝だけでなくダートの短距離で洗練されて磨かれていくもの。是非、JRAに置かれましては、新潟の芝1000mのGⅠ創設と、ダート1200mのGⅠ創設、および2歳と3歳のダート重賞路線の整備を、取急ぎご検討いただくよう、お願い申し上げます。
グズグズしていると、モズスーパーフレアの息子や娘たちが、世界の短距離GⅠを制覇し尽くしてしまいますよ。日本に活躍できる場所が少ないから!