2023年6月1日付の当blog「最近地震が多くないか⁉」を再掲いたします。
このblogでは、2023年5月の1か月だけで、M5以上の地震だけで9回発生していたことを報じています。そのうちの2回が「石川県能登半島」と「能登半島沖」。正月の「令和6年能登半島地震」の余震が起きていたことが判ります。
その他でも、千葉県周辺で2回、伊豆諸島で2回、沖縄と鹿児島トカラ列島で2回、青森東方沖で1回。日本列島各方面が連動しながら地震を呼び起こしているように見えていました。
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<以下は、2023年6月1日付当blogです>
5月に入ってから、日本各地で相応規模の地震が数多く発生している気がいたします。
そのことが即、南海トラフの前触れという結論にはならないのですが、日本列島は、地質学的には、ユーラシアプレートの東端および北アメリカプレートの南西端に位置しており、これら2つの大陸プレートの下に太平洋プレートとフィリピン海プレートの2つの海洋プレートが沈み込む運動によって、形成された弧状列島でありますから、地震や火山噴火が常態化しているのが我らが国土であります。
いつ何時に、南海トラフが発生しても、何の不思議もありません。
とにかく、気になったので、5月に入ってからのM5.0以上の地震発生状況を、日本気象協会の公式HPで調べてみました。
結果は以下のとおり。
沖縄本島近海 M6.2 5月01日 16:59頃 最大震度2
石川県能登半島 M6.5 5月05日 14:42頃 最大震度6⁻
青森県東方沖 M6.1 5月06日 02:47頃 最大震度4
能登半島沖 M5.1 5月10日 07:14頃 最大震度4
千葉県南部 M5.2 5月11日 04:16頃 最大震度5⁺
トカラ列島近海 M5.4 5月13日 16:10頃 最大震度5⁻
八丈島近海 M5.9 5月14日 17;12頃 最大震度3
新島・神津島近海 M5.3 5月22日 16:42頃 最大震度5⁻
千葉県東方沖 M6.2 5月26日 19:06頃 最大震度5⁻
いかがでしょうか。これだけ見ても、何かの結論が出る訳ではないデータですが、日本列島の北から南まで、また日本海側から太平洋側まで、プレートの動きが活性化、あるいはプレート同士の歪みの修正が活性化しているように感じてしまいます。
震度5以上の揺れが、全国各地で一斉に起こっている事態を見ていると、素直な感想として「今は新幹線とか、乗りたくないなぁ」と思ってしまいます。
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能登半島の次は、千葉県周辺か、伊豆諸島近海あたりかもしれません。
「常在戦場」ではありませんが、「常在地震列島」としての日頃の準備と心の準備を怠らないことが大切であります。1995年の神戸の震災から2011年の東北の震災までの間隔が16年。2024年の今年は、あれから13年経ったことになります。
いつ何が起きてもおかしくない日本列島の上で、我々は生きているのであります。