金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 レパードS・エルムS

2023-08-07 01:53:39 | 競馬

 まずは札幌のエルムS勝ったのは、ヘニーヒューズ産駒の4歳牡馬セキフウ最後方待機で脚を溜めます。逃げたタイセイサムソンの前半1000mのラップは1分0秒4で、不良ダートとしてはややスロー。セキフウは3コーナー過ぎから大外を回して前に進出していきます。直線に入るとまず、2番手からアジアエクスプレス産駒ワールドタキオンが先頭に立って、そのまま押し切りを図りますが、その外からセキフウがこれを鮮やかに交わして、1/2馬身差で快勝。ダート不良の勝ちタイムは1分42秒8。2着ワールドタキオンから2馬身1/2差の3着には、中団後方から差してきたロードカナロア産駒ロッシュローブ

 2歳時から素質馬として活躍していたセキフウが、JRA重賞初制覇を飾りました。3歳時にはサウジダービー3着の実績もあって、これからが楽しみになりました。距離はマイルくらいまでが良さそう。再び海外遠征の可能性もありそうです。2着のワールドタキオンは惜しい2着。JRA復帰後は3連勝を飾っていましたが、ここでも地力があることを見せてくれました

 

 そして新潟のレパードS勝ったのは、シニスターミニスター産駒ライオットガール好スタートから2番手追走へ。逃げたエピファネイア産駒ルクスフロンティアの前半1000mのラップが1分0秒4で、パサパサの良馬場としてはかなりのハイペース。直線に入ると、逃げるルクスフロンティアがそのまま押し切ろうとするところを、2番手からライオットガールと、4番手からロゴタイプ産駒オメガギネスの2頭がこれを追いかけて、ゴール前50mのところで交わします。そしてライオットガールがクビ差だけ前に出てゴール。ダート良の勝ちタイムは1分50秒8。2着オメガギネスから1/2馬身差の3着には、逃げ粘ったルクスフロンティア、5馬身差の4着には3番手からヘニーヒューズ産駒エクロジャイト

 勝ったライオットガールは、嬉しい重賞初勝利。しかも牝馬ながら、タイムレベルも高い厳しい消耗戦を制したので、3歳ダート路線で面白い存在として名乗りを上げました。現3歳には、南関東三冠馬のミックファイアという怪物がおりますが、それにも対抗しうる勝ちっぷりだったと思います。ミックファイアと同じシニスターミニスター産駒。秋が大変楽しみになりました。2着のオメガギネスも地力を見せてくれました

 今回のような厳しいペースで、前々から勝負をして上位に残った1着~4着までの馬は、地力が一段上のレベルだったと言えると思います

 

 


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