先週、無敗の三冠制覇を達成したコントレイルは、10月29日から鳥取県の大山ヒルズで放牧中です。厳しいレースだっただけに、コントレイルもゆったりとリラックスして、英気を養っていることでしょう。
ちなみに、矢作芳人調教師は、11月5日に大山ヒルズを訪れる予定で、その時の状態次第で、次のレースを決める予定にしています。何と言っても、コントレイルよりも1週前に三冠を成し遂げたデアリングタクトの陣営が、既にJCへの参戦を表明していることから、矢作君としては、今からソワソワしていることと思います。
彼の性格は、とにかく負けず嫌いと言うか、逃げるのが嫌いと言うか、「神様から授かった」コントレイルの評価を貶めることは絶対に許容できないので、万が一でも、コントレイルの年度代表馬が否認される事態とならないようにと、気が気でないはず。
もし、コントレイルがこのまま休養に入って、デアリングタクトがJCを制覇すれば、年度代表馬の行方はほぼ半々ということになると思いますので、出来るだけ、牝馬三冠馬との関係では、JCで直接対決をして、雌雄を決することを切望していると思います。
でもね、矢作君。コントレイルの価値は、「年度代表馬」などでは測れない希少で貴重なもの。まずは、馬の状態次第なので、11月5日は、余計な雑念は取り払ってきっちりと判断いたしましょう。以前にも貴兄が言っていたように、「コントレイルが完成するのは来年」。それまでは、無理は禁物ですよ。