いよいよ、第100回凱旋門賞の枠順が決まり、鞍上の騎手も確定したようです。以下は、馬番順に並べておりまして、発走枠順は「ゲート〇番」と表示している番号をご参照下さい。
①トルカータータッソ 独 牡4 Rピーヒュレク ゲート12番
②ディープボンド 日 牡4 Mバルザローナ ゲート5番
③ブルーム 愛 牡5 武豊 ゲート7番
④タルナワ 愛 牝5 Cスミヨン ゲート3番
⑤ラブ 愛 牝4 Lデットーリ ゲート4番
⑥ラービアー 仏 牝4 Cデムーロ ゲート15番
⑦クロノジェネシス 日 牝5 Oマーフィー ゲート14番
⑧モジェスター 英 牡3 Rライアン ゲート1番
⑨ベイビーライダー 仏 牡3 Iメンディザバル ゲート13番
⑩アダイヤー 英 牡3 Wビュイック ゲート11番
⑪ハリケーンレーン 英 牡3 Jドイル ゲート2番
⑫シリウェイ 仏 牡3 Fブロンデル ゲート10番
⑬アレンカー 英 牡3 Tマーカンド ゲート8番
⑭バブルギフト 仏 牡3 Mデルザングル ゲート6番
⑮スノーフォール 愛 牝3 Rムーア ゲート9番
この時期、馬場が悪くなることで有名なパリロンシャン競馬場ですが、それでも少しでも改善しようと、芝の入替えや、ラストの直線の内側の馬場を「オープンストレッチ」として確保して、後ろから差す馬たちにも、良い馬場を通れる工夫が施されています。ただ、そうしたコース改善内容の程度では、やはり内枠を引いた馬たちに有利であることが明白で、15頭立てとなった今回の凱旋門賞で、10番以降の外側のゲートに回った馬は、スタート後、上手く内側へ入っていく努力が要ると思います。
日本関係馬の中では、先行するであろうディープボンドが絶好のゲート5番を引いたのに対して、クロノジェネシスはゲート14番と、明暗を分ける枠順となっています。名手Oマーフィーが、スタート後に、上手く内側に寄せることが出来るかに注目です。そして、ディープインパクト産駒の欧州調教馬スノーフォールはゲート9番という微妙な枠順。世界一の騎手、Rムーアの腕の見せ所でしょう。
それから、気になる当日の天気予報ですが、現在は良好な馬場が維持されているようですが、例によって週末にかけて雨予報が続いているそうで、日本で言う「重馬場」程度は覚悟しないといけない情勢です。ドロドロの不良馬場だけは避けてほしいと思いますが、ここは祈るしかありません。
また、15頭立てのレースになりましたので、各陣営がどう仕掛けてくるかも注目です。例年どおりに、馬場の悪い中、スローで入って、途中からロングスパート合戦となるのか? あるいは、ディープボンドが、前半からレースを淀みのない展開に持ち込み、むしろ途中で、一息を入れる日本的なレース展開に持ち込むのか? 予想をする上でも、「展開」は重要な要素になる気がいたします。