子供のころから、NHKの大河ドラマを見続けている私。昨年の「いだてん」も、視聴率は今一つだったようですが、私個人としては1年間、大変面白く観させて頂きました。
さて、今年は「麒麟がくる」です。時代が戦国時代に戻るので、あらためて楽しみにしているところなのですが、例の事件の影響で、正月初めの日曜日(5日)から放送される予定が伸びに伸びて、19日からの放送になるそうです。
この大河ドラマの視聴率というのは、例えるならば「鳥人間コンテスト」みたいなもの。すなわち、飛び立つスタートが最も高くて、ガマンしてガマンして、ゆっくり落ちてゆく‥という感じ。正月すぐの日曜日というのは、家族全員揃って「どんな話だろう!」って観るので、相応に高い視聴率が取れますが、そのうち、子供たちが観なくなり、お母さんも観なくなり、残るのがお父さんとお爺ちゃんだけ、というのが典型パターンですので、けっこう最初の第1回が重要なんです。ここのスタートの高さで、1年の勢いが決まってしまいますから。
それが判っているので、NHKは大変ご苦労されて、毎日のように「麒麟がくる【スペシャル特集!】」だの、「麒麟がくる【過去の大河特集!】」だの、出来るだけ視聴者の関心が薄れるのを防ぐ努力を続けている訳です。
先ほどの「鳥人間コンテスト」に例えるならば、助走路を長くして、飛び出しのスピードを上げようとということ。しかし、あんまり助走路が長過ぎると、飛ぶ前に疲れて、いきなり水面に落下してしまう事態もあり得るので、NHKさんも、十分にご注意下さい。