今年5月に急逝した親友のお墓参りに行ってきました。中学高校以来の親しい友人で、高校を卒業してからの44年間、多い時は年に4回、少ない時でも年に1回は、麻雀や旅行で集まっていた4人組の一人でありました。
彼は、東京にある最高学府の理学部の化学を卒業。そのまま大学院で博士課程まで進んだので、愛称は『ドクター』。
大学院卒業後は、国内の大手薬品メーカーに勤め、薬品開発の分野で活躍、複数のスマッシュヒットを実現して、特にリューマチ薬『アクテムラ』は数千億円の売上げを誇る大ヒットとなった上に、海外ではコロナウィルスの治療薬としても認可されるまでに。
彼の業績は、世界中の人々の健康に大きな貢献を残したことと言えるでしょう。
彼のご家族から「納骨が済みました」という連絡が届いたので、上記の麻雀仲間と共にお墓参りに。本人の希望によって、今風の立体的な納骨堂をお墓にしたとのこと。
実際、立体の納骨堂に行ってみると、これはこれで立派なお墓でありました。お花やお線香も、お寺の方で毎日用意されていて、手厚く供養されていることもわかりました。また屋内なので、真夏の法事のように、熱射病になるリスクもありません。時間をたっぷり使いながら、故人を偲ぶ会話を、一緒に参加した仲間と共にすることができました。
ちなみに、亡くなったばかりの友人に対して「お元気ですか?」は変ではありますが、やはり、これが永遠の別れだという意識はなく、自分が生きている間は、彼を忘れることはないですし、また自分が死んだ時には「また彼に会える」と信じているため、お墓参りの際には、以下のように、彼に話しかけて参りました。
『ドクター、向こうで元気にやってますか?』
『暫くしたら、我々もそちらに行くので、また4人で麻雀をやりましょう!』