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迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

こえというおんがくをたのしむ。

2014-09-20 23:13:03 | 浮世見聞記
野外で、見たことも聞いたこともない歌手たちが合同ライブを催しているところに、出くわした。

こういう催しは休日になれば至るところで誰もがやっていることで、光景としては大して面白くもない。

誰もが、かじりつきそうなほどマイクに口をくっつけて、似たり寄ったりな声で、似たり寄ったりな歌を熱唱している。


もし、あのマイクが故障かなにかで使えなくなったら、果たしてどれだけの者が、おのれの肉声だけでおのれの“気持ち(おもい)”を、聴衆に届けられるのだろう?―


その時こそ、こういう手合いのイベントは、真実(ほんとう)の面白さを見せる。
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