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迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

わたしだってここに居る。

2019-01-17 19:30:37 | 浮世見聞記
昼下がり、戦国時代には兵士が洗ひ流した血で赤く染まったと伝はる、小川のほとりを散歩する。

現在(いま)は静かな小径が整備されたその小川で、一羽の白ひ水鳥に逢ふ。

水鳥は私が近付ひても驚くことなく──むしろ知らん顔のやうにも見へた……──、悠然と小川を歩き、時折ほとりの草を突つく。



共存共生。





ことごとく木々を伐りはらひ、

ことごとく陳腐なつくりの家屋を建ててゐる様を見て、

いつからニンゲンだけの浮世と決めたのだと、

その身勝手さを嘆息する。
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