dmenuニュースより
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20201010-567-OYT1T50254?fm=d
『どんなに予防對策が萬全でも、そこに疫病を持ち込まれたら一巻の終はり』──
わたしが常々案じてゐることそのままの、樂しい知らせね。
あまりに典型的なんで、「わざと狙ってんのかしら……?」って思ったくらゐよ。
だいたい一カ所に九十人以上が、一時間毎にしか換気しない密閉された場所にゐたわけでしょ。
ちゃんと換気してるから大丈夫って、まさか本氣で思ってたのかしら。
ちょっと現今(いま)の常識では有り得ない状況だわ。

それで半數以上の六十ニ人が感染なんて、當然すぎるほど當然だけど、それにしても數が多過ぎでしょ。
最高の數字にして、最低の危機意識よ、この一座。
バカだわ。
たいたい芝居なんて、このご時世ではもっとも「不要不急」の部類なんだから、いまは大人しくしてりゃいいのよ。
能樂では、通常八人の地謠方を半分の四人に減らして演能してゐるところもあるのよ。
べつにあちらを持ち上げるわけじゃないけど。
上の文面を讀む限りでは、件の一名はすでにあちこちへ出向ひて疫病をばら撒ひてしまったらしいわね。
かういふのが、一番恐ろしいのよ!
日々の報道を見てゐると、だうも本當に感染しなければわからないオメデタイのが多いみたいだけどさ、時世狎れするのもいい加減にしてほしいわ。
でもさ、かうした人体感染實験の検体たちのおかげで、こちらはより明確な安全對策を講じられるわけだから、あんまり難じても惡いわね……。