やとわるるこそかなしけれ。

企業の三社に一社が、人手不足だという。

現に、首都圏のあるバス会社は、これ以上運転士が減った場合、時刻表通りの運行が出来ないところまで、事態が差し迫っているという。

各企業とも、さまざまな優遇措置をもうけて手を打っているようだが、効果はあまり上がっていないらしい。

当然だ。

そもそもからして、焦点ががズレている。

いくら優遇措置をもうけたところで、アルバイトと大して変わらない、下手すればそれ以下の給料で義務と責任ばかりを押し付けてくる会社などに、人は集まらない。

「この人手不足に、特効薬は存在しない」

と、ある人はのたまう。


ほー。


「景気は回復傾向にある」

のでは、なかったのか？