
為政者代表お墨付きの“山梨モデル”なるものが、案の定“予防ゴッコ”にすぎないことをいよいよ証明してみせたのが、病原菌の雄たる大學生と云ふ大平樂どもであったところに、樂しい知らせの面目躍如たるものがある。
雄と云へば、かつては防疫優等生と云はれた臺湾が、

いまでは変異種による感染擴大に歯止めが効かない事態に陥ってゐる云々。
人間の知恵と自信をことごとく薙ぎ倒していく疫病の、嗤ひ聲が聞こえるやうである。
これらを以てしても、人災疫病がニンゲンより一枚も二枚も上手であることは明らかであり、ニッポンの為政者がいまだ固執する“お手上げ宣言”の日延べなど、もはや旧式なばかりで何の意味も効果も無い。
ならばいっそ、来年の六月二十日まで延長としたはうが、潔いと云ふものだ。