上巻だけが先に手に入り、探し回ってやうやく下巻も見つけた「朝鮮短篇小説選」(岩波文庫刊)を讀了す。1920年代から30年代、朝鮮が大日本帝國の植民地だった時代に發表された作品を精選、翻訳したもので、農村部は李朝時代そのままの貧しさを引き摺り、都市部では支配者に對して無氣力なままに翻弄される民衆の姿が、まさにその時代を同じくした作家たちの眼を通して創作ながら生々しく描かれてゐて、後世の學者の研究書か . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。