迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

「偲姿―オモカゲ―」13

2010-02-15 09:05:56 | 戯作
「……!?」 まさに、“泣きっ面に蜂”状態でした。 あ、なにを笑ってんですか。 もう、あの時はホントに恥ずかしかったんですからね。 ヒロインが客席通路でリアルにコケるなんて、ダサすぎもいいとこですよ。 しかも衣裳の裾がめくれて、思いっきりスネが見えちゃってたし…。 幸いだったのは、鬘をどこにもぶつけなかったことと、コケたのが最後列だったお陰で、舞台の方を向いて座っているお客たちの視界に . . . 本文を読む
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