アンティーク・コーディネーターへの道

アンティーク・コーディネーターを目指して蒐集している古民具や古道具を日々の生活とともに紹介します。

『一品梅牛』~梅で育てた韓牛を焼肉で~

2005年07月21日 | 美味美食
昨晩は『一品梅牛』という名の焼肉屋さんですっかりご馳走になってしまいました(^^)
なんとも変わった名前のお店だと思って、その由来を確認したところ、なんでも牛に梅を食べさせて育てただからとか。梅の効果で肉の臭みがなくなり、やわらかく上質なものになるそうです。同席したある方曰く「この辺りでももっとも高級な焼肉屋さん。Arangさんのお陰で私たちもありつけました!」ですって。確かに梅牛の味はもちろんのこと、付け合せのおかずから、お食事、店内のインテリア、サービスの応対にいたる全てにこだわりを感じる高級店です。後でメニューを見せてもらってびっくり!だってそこらにある日本の焼肉屋さんをはるかに凌ぐほどのお値段ですから。
さて、この日頂いたのは、梅牛の生トゥンシム(未だにどの部位か覚えてません...)、生カルビ(もちろん骨付き)、そして名前は忘れてしまったけれど一頭からわずか5人前も取れないという霜降り肉。私が何よりも感心したのは、付け合せのおかずの美味しさと、お肉との絶妙な相性&組み合わせの妙です。もちろん生の梅牛肉は臭みやくせもなく、岩塩につけて食べれば肉本来の旨みを十分に美味しめるのだけど、サンマヌルの葉(山中で取れるにんにくの葉で、とても珍しく貴重品とのこと)で肉を包んで頂いたならば、もう言葉では言い尽くせぬほどの極上の旨みが広がるのです。サンマヌルの葉さえあれば、他に韓国味噌や生のにんにく、キムチ類を包んで食べなくても十二分に梅牛肉が堪能できてしまうのです。そして何とも嬉しいのは、そんな貴重なサンマヌルの葉でさえ、他のおかずと同様にいくらでもおかわりできてしまうところ。果たして何皿頂いたのか覚えていないほどです(^^)
元をたどれば、水冷麺が食べたいという私のリクエストで連れてきてもらったお店。食事の最後は水冷麺以外には考えられません。とにかく梅への愛情とこだわりの強い『一品梅牛』は冷麺だって普通の冷麺ではありません。他よりも明るい緑色をした麺は梅を練りこんでつくったもの。そう言われてみれば熟した梅の果実のような色にも見えてきます。梅のほのかな甘みがする麺は、程よい酸味のスープとの相性もぴったりで、食事を締めくくる一品としては満足度の高いものでした。
おっとそろそろホテルを出発しないと朝一番の会議に遅れちゃいそう。ソウルにいらっしゃる機会があったらこだわりの梅牛専門店『一品梅牛』にもぜひ足を運んでみてくださいね。