アンティーク・コーディネーターへの道

アンティーク・コーディネーターを目指して蒐集している古民具や古道具を日々の生活とともに紹介します。

京都うまいもん旅行①『花吉兆』

2005年07月11日 | 徒然日記

少々早めの夏休みを取って7月7日から9日まで家族で京都旅行をしてきました。本来は育児をしながら試験勉強に励む奥さんを少しはゆっくりさせてあげたいなぁと思って計画した家族旅行でしたが...何だか余計にストレスになってしまったかも知れません。その全貌は徐々にお話するとして、まずは楽しく有意義だった最初の2日間の出来事からご紹介しますね。
以前のブログ記事でもご紹介したとおり、今回は「京都うまいもん」を食べることを目的にした旅行でしたから、ひたすら京都市内の和食、韓食(私たちにはどこへ行っても外せません!)、スイーツのお店で美味美食を堪能したのでした。
さて、最初の晩に訪ねたのは、「京都吉兆」の味をリーズナブルに美味しめるという『花吉兆』(東山区大和大路)。こちらは毎度お世話になっている某健保組合のお陰で、本来9240円(税・サ込)の「松花堂」(ミニ会席風のお弁当)がなんと2000円!まさに超リーズナブルなお値段で、香高く趣深い本物の京料理が味わえるのです。和服に身を包んだ上品な姿のサービス担当の計らいで、私たちはUちゃんが多少騒いでも他のお客さんの迷惑にならないような、お店の奥のゆったりしたスペースに通してもらいました。
写真はこの日頂いた京料理の一部ですが、とにかく「脱帽」の一言に尽きるほどの美味しさ。もちろん大金をはたけば更に極上の京料理が堪能できるのでしょうけど、これぐらいが今の私たちにはちょっと背伸びしてるぐらいでぴったり(^^)どれもこれも鮮やかな色彩、味わうほどにじわりと広がるうま味とその深みには頭が下がります。素材一つひとつに丁寧に施された下ごしらえを見るにつけ、京の伝統料理を受け継ぐ職人の方々の鍛錬と意気込みを感じずにはいられません。中でも印象的だったのは、八寸で供された「イチジクのゴマたれ和え」、焼物「鮎の焼き魚」、お造り「鯛・トロ・イカ他」の3品。ほのかな甘みのイチジクとゴマの香味との相性は驚くほどぴったりでしたし、目の前で丁寧に骨抜きされた鮎の身はふっくらとした上品なお味、お造りなどは素材本来の美味しさが際立っていて、透き通るほどモチッとしたイカにかぼすを数滴しぼり天然の粗塩を少々つけたならば自然と「おいしい~」の一言がこぼれてしまいます。
この日は『花吉兆』を堪能した後、ホテルへ直行してゆっくり。あいにくお店では思う存分お酒を頂けなかったので(瓶ビール1本で税・サ込1000円弱しますから~)、伊勢丹のデパ地下で購入してきた「京都麦酒」(清酒酵母で作ったビール)と越後ビールの「スタウト」で改めて乾杯することに。

適度に酔っ払った私たちは、嵐が迫りつつあることなどつゆ知らず、深い眠りについたのでした。