アンティーク・コーディネーターへの道

アンティーク・コーディネーターを目指して蒐集している古民具や古道具を日々の生活とともに紹介します。

京都うまいもん旅行④『芝蘭』(韓国料理)

2005年07月14日 | 美味美食
京都うまいもん旅行2日目の夕食は、昨日紹介した「パウンドハウス」同様にCREA「京都うまいもん特集」に載っていた韓国料理店『芝蘭』(ちらん)に行ってみました。
なんで京都に行ってまで韓国料理?と思われた方もいるでしょうが、私たち夫婦にとって韓国料理は欠かすことのできない日常食。数日間の旅行に出掛けたならば必ず1~2度は韓国料理を食すことになるのです。
まずは店名の由来からご紹介してみますね。
『芝蘭』とは、芝は瑞草、蘭は香草のことで、芝と蘭(ふじばかま)でかおりのよい草を意味します。孔子家語に「芝蘭の化」という言葉があります。これは「良友に交わって、受ける良い感化」という意味だそうです。訪れ集う皆様方が、今宵ひととき、楽しく有意義な時を過ごされます様に。そんな願いをこめて『芝蘭』と名づけました。(お店のパンフより引用)
なかなかいい言葉ですよね。二人目の子が生まれた折には芝蘭(ちらん)ちゃんと命名してもいいぐらい(^^)
さて、この日美味しんだのは、ポッサムキムチ(写真上左)、サムギョップサル(写真上右)、パジョン(写真下左)、ホルモン&テッチャン、ピビン冷麺、マッコリ(写真下右)など。他にもお店からのサービスで、前菜として水キムチ&ナムル2種、デザートとして韓国伝統餅(写真下中央)が無料で供されました。『芝蘭』の味を端的に表現するなら、「限りなく本場韓国に近い味」といえます。この日食した品々はどれをとって見ても抜群の味付けでしたが、特に感動的だったのが、「水キムチ」「ポッサムキムチ」「パジョン」です。
実は美味しい韓国料理店かどうかを、私は「水キムチ」を基準に判断することにしています。そんな意味でもこちらの水キムチは文句ない美味でしたから、他の料理も間違いなく美味しいはずだと踏んだわけです。
前菜の「水キムチ」は大きな白磁の壷に入れられ、小さなパガジで取り分けながら頂いたのですが、絶妙な加減の酸味と瑞々しくシャキシャキ感が野菜とのバランスが抜群で、サムギョップサルの後に一匙口にふくんだならば、口の中の油っけをすっきり流して爽快な気分にさせてくれるのです。
そして、白菜に蒸し豚やキムチ、チョッカル、韓国みそなどを包んで食す「ポッサムキムチ」は、キムチの味付けが最高に美味しかったです。丁寧に仕込まれた様々な具材の旨みが見事に調和していて、唐辛子の辛さの中に広がる甘みやコク、酸味が白菜や蒸し豚の美味しさを一層引き立ててくれてるように感じました。
最後の「パジョン」は、外はカリッと香ばしく、中はモチモチっとした食感が堪りません。どうやら小麦粉にもち米粉を混ぜてモッチリした至福の食感を生み出しているようです。パジョンは大量の胡麻油を使用して焼くので油っぽく(作っている様子を見るとまるで油の中で揚げているようにも見えるぐらい)、お店によっては食後に胸焼けする時もあるのですが、『芝蘭』のはそれすら感じないほど二人とも無我夢中にがっついてしまいました(^^)
そう言えばこの日のUちゃんは最初ちょっとぐずっただけで後はずっと居眠りしてたんですよぉ。今までは焼肉の煙と相性がよくないのか、焼肉屋さんに行くときまってぐずってしまい、ゆっくり食事できた例がなかったのに、この日は何とも親孝行なUちゃんだったのです。これが翌日荒れ吹く嵐の前兆だったとは露知らず...(明日の京都うまいもん旅行最終回に続く)