マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画アイアン・フィスト6に告ぐ

2010-03-24 11:12:24 | Weblog
●ゲームをやらないから、この世界のことは良く分からない。チラシ情報によると、このゲームも6作品目になるのか。そんなに、売れているのか?

登場人物は、全てゲームと同じ氏名なのかな。支配者三島平八・息子一八(かずや)、風間仁と母準。その他、10人くらい登場しているのかな。

近未来の世界。8つの連合軍が、世界を支配しているらしい。三島財閥が、アメリカを担当しているのかな。「鉄拳」という市が、あるのかな。

日本文字と英語が併用されているから、何だか混乱するな。仮面をかぶった「鉄拳衆(機動隊員?)」が、いる。

彼らは、タドタドしい日本語で語っている。中味は、日本人ではないな。何で、彼らだけが日本語なのだ? 英語でもいいと思う。日本人が、支配しているということか。

仁は、韓国人か。準は、香港人かな。準もまた、たどたどしい日本語で話をしている。日本人は、1人も登場していないかもしれないな。

復讐のために、仁は三島財閥と戦う決意をする。ファイターとして、仮面忍者もどきが、登場している。日本刀だ。

現代の剣術映画になると、ローマ・古代中国時代のどでかい刀剣は、一切登場しない。それだけ、日本刀が優れているということか。

勝った者が、世界を支配できる。弱い者は、死ぬ。「強者の論理」だ。卑怯な手段を使ってでも、勝つ。いかにも、ハリウッド・香港的な、安易な危険思想だな。

この映画、技術と体力はあっても、「心」が描かれていない。日本の「武士道」を、なめているな。勝つことだけが、全てではない。初めと終わりに、礼儀作法もない、

人を支配するには、力だけでなく、「良き心」もなくして帝国は築けない。動の道だけでなく、静の道も必要なのだ。

戦国時代のごとく、愛を知らない息子は、父を倒し、財閥・世界を支配しようと企む。果たして仁は、大会に勝利し、三島親子を阻止できるのであろうか。

この映画で物足りないのは、戦術に「知恵、駆け引き」がないことだな。字幕が終わっても、一応、最後まで残りましょう。