マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画悪徳警部補(原題)に告ぐ

2010-03-04 10:58:44 | Weblog
●借金だらけのニコラス、お金があると思って、見境無く使い果たす。この映画は、まるで、本人の道楽の成れの果ての姿を見ているようだ。

1992年公開の、リメイク版らしい。今回は、ニューオーリンズの台風カトリーナ直後から、物語が始まっている。

警部補に昇進した、ニコラス。一家惨殺事件が、起きた。主任に抜擢される。その捜査手腕は過激だが、的確に犯人逮捕への道筋をつかんでいく。

ところがニコラスは、賄賂・麻薬・コカイン・署内窃盗・賭博・酒乱と、犯罪をやり放題だ。職権乱用だ。ふざけた、優秀な警部補だ。

最近の日本映画は、腐敗した警察内部を暴く作品が多い。堂々とこの映画では、腐敗した警官を描いている。

ニコラスも、失態が続くと、検察官から苦情が届く。降格処分を受ける。その結果、ニコラスは飛んでもない行動に出た。さらなる悪徳警部補に、なってしまうのであった。

薬物に汚染され、ラリる姿を演じると、まるで本当に薬物経験があるみたいだ。他の役者では、ここまで演じきれない。

実生活では、薬物をやっていないことを祈る。ニコラスは、借金を返済しきって、果たしてハッピーエンドで終わるのだろうか。