マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画2009年度作品賞に告ぐ(ネタバレあり)

2010-03-09 10:09:04 | Weblog
●前評判通り、実際鑑賞すると、「ハートロッカー(棺おけ)」のほうが上質だな。アバターは、しょせん、ありえないファンタジーだ。ハートは、現実の世界だ。

爆発物を処理する、兵士の苦悩を描いている。「怪獣白い家」に住んでいる連中は、のんきだよな。現場の兵士は、命をかけて祖国のために働いている。

参謀本部が危険に迫っても、自分たちは現場の兵士を見捨てて、さっさと基地から撤退する。爆発場所から50メートル以内で被爆しても、翌日にはまた仕事だ。

近年は、それを見直す制度に変えるみたいだ。この場合、爆風を受けた兵士は、翌日には休職させるらしい。目に見えない、兵士の後遺症が残るようだ。

戦地でなくとも男性社会だから、エロ話は頻繁に出てくる。よくもまー、この女性監督は、戦地での男性心理が理解できるよなー。

「K19」は、潜水艦を扱った戦争映画だったかな。男性の立ちションも、女性監督が描くものではないな。不思議な女性監督だな。

相変わらず、アメリカ人のジョークは、危機感・緊張感・先見力なしで仕事をこなしているな。その時がこないと、アメリカ人は理解しない民族みたいだ。

日本人の職人なら、こんなジョークなどでないと思う。この映画、本当に、バクダッドで撮影したのかな。撮影中に、テロに出合ったら大変なことになるぞ。

トルコかアラブか、どこか、安全性の高い町で撮影したのかな。それにしても、この主人公、個人主義が強すぎる。隊長の命令にも、従わない。兵士失格だ。

任務期間終了までが、待ち遠しい。彼らは、平和な祖国へと帰還した。退役後は、1年契約で、新たな就職先を探すのであった。ちょっと、ネタバレでした。