カフェリブロ 作家養成ゼミ 

数々の新人作家を生み出した経験から、今度は書店の経営する池袋のカフェリブロから新人作家を育てようとするプロジェクトです。

須田セツ子さんから、感想をいただきました。

2007年11月07日 | 作家養成ゼミ
本ブログでも紹介したとおり、
須田幸子さんが病床で綴った「そして、涙は海になる」が本になりました。
24歳で子宮ガン、25歳での死―――。
命の大切さや何気ない日常生活のありがたさを伝える感動的な手記です。
幸子さんの代わりに作家養成ゼミに参加してくださったお母様から、
ゼミに参加された感想をいただきました。

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みなさま、こんにちは。
幸子の母、セツ子です。


元気いっぱいでサーフィンに打ち込んでいた幸子が
25歳で亡くなったのは、2005年11月のことでした。
そして、先日は娘の三回忌で、
「そして、涙は海になる」が発売されたよ、
と報告をしてきました。

生前は、あれほど本を出版したいと言っていた
幸子のことですから、さぞかし天国で喜んでいることと思います。
私自身も、ようやく娘の思いが実現して
うれしい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。

表紙は、きれいな海の写真です。
娘の流したたくさんの涙が海に還り、
サーフィンが大好きだった幸子という女の子の存在や、
病気と健気に戦った勇敢な気持ちが
サーファー仲間の心の中に生き残って受け継がれていく、
そんなイメージが気に入っています。

原稿は、これまで何度か読んでおりましたが
実際に仕上がった本を手にすると
改めて感慨がわき起こってきました。
幸子の声が思わず聞こえてきそうな、
そんな気持ちでしょうか。

以前には考えられないことでしたが、
現在は娘の友人と一緒に、
ブログを盛り上げたり、
サーフショップに本を置いてもらったり、
サーフィン雑誌に紹介してもらうための働きかけをしております。
娘は私の人生も変えてくれました。

これからも、一人でも多くの方に
幸子の本のメッセージが届けばと祈っております。
幸子の本を出版するために様々な意見や提案を出してくださった
作家養成ゼミの皆様に心から感謝しています。
ありがとうございました。

須田セツ子

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