カフェリブロ 作家養成ゼミ 

数々の新人作家を生み出した経験から、今度は書店の経営する池袋のカフェリブロから新人作家を育てようとするプロジェクトです。

「作家養成ゼミ」第4回を開催

2008年07月30日 | 作家養成ゼミ

7月25日に第二期4回目の作家養成ゼミを開催いたしました。

前回の第3回のゼミでは、恋とダイエットをテーマにした小説がテーマでしたが、
今回は、

・ノンフィクションをベースにした小説 はじめにから第1章まで
・マーケティング企画 項目案
・「売り場の力」をぐんぐん伸ばす法則 構成案とサンプル原稿

という盛りだくさんな内容。

第一期では、完成した原稿を元に、販売戦略や表紙・タイトルをディスカッションすることが多かったのですが、
第二期においては、構成の段階からさまざまな意見を取り入れることが可能。
より、「ゼミから生まれた」という感覚が強いと思います。
後の販売戦略にも力が入るというものです。

今回取り上げた小説は「はじめにから第1章まで」という導入部だけにもかかわらず、
「おもしろい」「ぐいぐい引き込まれる」といった意見が多く、著者のたしかな筆力を感じることができますね。
語り口については、「俺」か、もしくは第三者から語らせたほうが、よりストーリーが生きるのか、ということが議論になりました。
ごくごく個人的な意見としては、ハードボイルドというかアングラなテーマの場合は、語り口は「俺」以外にないと思うのですが。


「マーケティング企画」と「売り場の力をぐんぐん伸ばす法則」についての詳細はまだ伏せますが、
今後ブログでご紹介していきます。


ちなみに8月はゼミはお休みなので、次回は9月の開催です。
第5回までには、いくつかの企画の版元が決定すると思います。
また、既に議題に取り上げた企画のなかには、発売が間近のものもありますので、
第4回以上にてんこ盛りの内容になること間違い無しです。
ひきつづきご注目ください。

はあちゅうさん表紙撮影

2008年07月28日 | 作家養成ゼミ

先日、「女子大生プロデューサー(仮)」(PHP研究所)の表紙の撮影をしました。

著者は、第二期のゼミで、
「なりたい私になる100の方法」(ヴィレッジブックス)と
「タダで世界一周できるかな」(ソトコト)を刊行予定の
はあちゅうさんこと、伊藤春香さんです。

カメラマンは清水博孝氏。
本ブログでもご紹介したことがありますが、
和田裕美、徳田和嘉子、池本克之、本山勝寛など、弊社の作家が何人もお世話になっています。
お気づきかもしれませんが、いずれも弊社を代表する作家さんたち。
そう。
この清水さんに表紙の撮影をお願いした作家は、ベストセラーになる確率が非常に高いのです。
そのような意味で、とても“縁起のいい”カメラマンが手がけたはあちゅうさんも、続いて成功できると確信しています。

画像は撮影の様子です。
普段は現役大学生だけあって、かわいらしい雰囲気ですが、こうしてヘアメイクがつき、プロの方にとってもらった写真をみると
「女優かぁ?」と思うくらいに、オーラが出てきますよね。

発売はおそらく、半年後くらいになると思いますが、
どんな写真が採用されるかは、発売されてからのお楽しみとしましょう。

加藤秀視さんイベントのご案内

2008年07月23日 | 作家養成ゼミ
今日は、少し変わったイベントを紹介します。
第一期作家養成ゼミからデビューした、
『「親のようにならない」が夢だった』(ダイヤモンド社)の著者、
カリスマメンターの加藤秀視さん、
あまりの人気ぶりに、ツアーをすることが決まりました!!
アイドル並の人気です。

題して……

「加藤秀視と行く、琵琶湖・近江白浜
親子の愛と絆を訪ねて三千里」



開催期間:
8/17~18 一泊二日


プログラム:
・オリエンテーリング
・アウトドアクッキング
・子供達による「親の足を洗い」
・加藤秀視セミナー
・ディスカッション


このツアーのポイントは“親子で参加”するということ。
そして、上記のイベントを通じて「愛・絆・命」の大切さを一緒に学んでゆきます。


既に40名の定員のうちほとんどが埋まっているとのことですが、興味のある方は是非お問い合わせを。
詳細はコチラから。
取り扱い:近畿日本ツーリスト

「もしも、落ちこぼれが社長になったら・・・」出版記念パーティー

2008年07月14日 | 作家養成ゼミ

先日、実藤裕史さんの
「もしも、落ちこぼれが社長になったら・・・」(ダイヤモンド社)
の出版を記念して、パーティーを開催いたしました。


画像はパーティーの様子です。
会場はトラベルカフェフィリピン東京
雰囲気と食事がなかなかで、ちょっとオススメの店です。

当日は、作家養成ゼミの参加者や編集者を中心として、
さまざまな方にお集まりいただきました。

弊社所属作家の池本さんよりスピーチ。
曰く
「私が本に登場していないじゃないか(笑)」

実は、この池本さんの紹介により
実藤さんが作家養成ゼミに参加することが決まった、
という経緯があったのです。
その場で、実藤さんは平謝り。
ちょっと面白いシーンになりました。



さて、現在の時点で、第一期作家養成ゼミから
「わんくら」粥川みどり氏(主婦の友社)
「そして涙は海になる」須田幸子氏(PHP研究所)
「お金がなくても東大合格、英語がダメでもハーバード留学、僕の独学戦記」本山勝寛氏(ダイヤモンド社)
「『親のようにならない』が夢だった」加藤秀視氏(ダイヤモンド社)
「クリムゾン・ルーム」高木敏光氏(サンマーク出版)
「もしも落ちこぼれが社長になったら・・・」実藤裕史氏(ダイヤモンド社)
「たった一人の大きな力」蓮見太郎氏(宝島社)

の7作品が誕生しています。

さらに、本山さんの第二作
「16倍速勉強法」(光文社)の売れ行きも好調です。


第二期が始まっていますが、
第一期からの企画が、今後も続刊予定ですので皆さん是非ご注目ください。


作家養成ゼミの第3回

2008年07月02日 | 作家養成ゼミ

6月27日の金曜日、作家養成ゼミの第3回を開催しました。

今回から、企画内容についてのディスカッションが開始。
議題は恋とダイエットをテーマにした小説です。


著者は元編集者。
今までにミリオンセラーを何本も出した実力の持ち主です。
?才を機に作家へ転向を志し、「恋とダイエットの小説」を携えこのゼミに参加しました。

かつては編集者として著者に意見を言うことには慣れていますが、
自分の作品について、人からあれこれ言われることには免疫がありません。
「編集者の目で自分の作品を見ることはできない」とのこと。

実は私は、小説というのは著者の言いたいこと、世界を表現しているものであると思っているので、内心ディスカッションでたくさんの意見が出るか心配していました。

発言者が少なかった時には、誰を指名しようかなどと思いをめぐらせていたのですが、それは全くの杞憂でした。
リブロの店長の方々、本のソムリエの団長さん、著者、編集者といった参加者のほとんどの方々が、事前に配布した原稿を読み、それぞれの意見を準備してきていたのです。


特に、驚いたのは著者たちの積極性。
編集者は日ごろから書籍の企画を相手に仕事をするわけですから、
なれたものですし、目も肥えています。

しかし、著者の方々は「作家」を生業にしている人ではなく
他に自分の仕事を持っている人がほとんど。
そういった人たちが、私たち出版業界の人間とは異なる目線で、
作品への評価を下していく。

そこでは、まさに私のゼミを思いついた当初の理想のシーンが展開されていました。
もちろん、さまざまな視点からの意見はバラエティに富み、まとめ上げるのは困難です。
しかし、「得るものがあった。全ての意見ではないが、一部を是非参考にしたい」と編集の高橋さんも満足のご様子。
本日の成果を取り入れ、どのように原稿が変化し本になるのか。
いまからわくわくしています。



さて次回は、ビジネス書企画について、構成のディスカッションができればと思っています。
今回同様、得るものが多いゼミになることを期待しています。