カフェリブロ 作家養成ゼミ 

数々の新人作家を生み出した経験から、今度は書店の経営する池袋のカフェリブロから新人作家を育てようとするプロジェクトです。

サイン会大盛況

2007年11月28日 | 作家養成ゼミ

今月24日、粥川みどりさん著「わん★くら」出版記念サイン会が行なわれました。
写真は当日のリブロ名古屋店の様子です。

粥川さんにサイン会の感想をいただきました。

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「ぜひ名古屋支店で、サイン会をやりましょうね」
たしか第3回目の作家ゼミの時だったと思います。
リブロ書店の石川部長から、お声をかけていただいた時は
まさかそんなことは!と本気にしていませんでした(笑)。

それが本当にイベントとして企画してくださって、
ビックリするやら、嬉しいやら。
サイン会の詳細が決定しても、まるで他人事のようで
なんだかポワンと雲に乗ってる感じでした。

そして当日、11月24日の土曜日。
主婦の友社の編集者さんにエスコートしていただいて
会場へ向うと、たくさんの方が拍手で迎えてくださり、
目前には懐かしい顔、親しい顔。
感無量でした。
あまりの緊張で心臓が飛び出しそうでしたが、
なんとか最初の挨拶を終えて、サイン会の席へ。

すでに「わん★くら」を読んでくれた知人。
今日の日を待っていてくださった犬友達。
私のサインだけでは物足りないと思い、モデル犬である
楽(ガク)の型をとって作った肉球ハンコを
ポチっと捺してお渡ししました。
(この肉球ハンコは、カワイイと好評でした)

なかには二十数年ぶりの友人もいて、
本当にアットホームで素敵な時間を過ごすことができました。
サイン会という、新人作家にはめったにできない体験を
させていただき、リブロの皆様には本当に感謝しております。
いろいろお心遣いありがとうございました。

粥川みどり

毎日新聞に「そして、涙は海になる」が紹介されました!

2007年11月26日 | 作家養成ゼミ


11月24日の毎日新聞の夕刊、8面で
「そして、涙は海になる」が紹介されました。

今回作家養成講座からデビューする人達は、
全員が過去に著作のない新人です。

有名作家でない、著名な賞を受賞したわけでもない、
そういった作家たちが、多くの人に著作を読んでもらうにはどうしたら良いのか。

私は「クチコミ」しかないと思っています。

最初は、新聞や雑誌などの小さな記事かもしれません。
しかし、それを見て本を読んだ人が、
その感想とともに作品の情報を、
ブログやHPで、いつでも、誰でも発信できる時代です。
そのブログがまた誰かの情報源になり、クチコミはあっという間に広まります。

現在も、サーフショップなどで、本を置いてもらえるよう、
もしくは、サーフィン雑誌に取り上げてもらえるように、
幸子さんのお母様、ご友人を中心に活動しておられます。
ブログでも、幸子さんのお友達や、そうでない人からも、
たくさんの応援メッセージが寄せられています。

今回の、毎日新聞の記事が、クチコミのうれしい連鎖のきっかけになることを願います。

現物が届きました!

2007年11月22日 | 作家養成ゼミ

前回ブログで紹介した、

本山勝寛氏の
「お金がなくても東大合格、英語がダメでもハーバード留学、僕の独学戦記」
がとうとう完成しました!

写真はたったいま弊社に届いた完成見本です。
実際に完成した本を手にしてみると、
彼と初めて会った時の歓び、
原稿内容に関する、彼や編集者との議論、
出版社の営業担当や書店さんとの販売に関する打ち合わせ、
カバー写真を撮影したときの、少しはにかみながらもさわやかな彼の表情など、
いろいろな出来事が、頭のなかに浮かびます。

本山氏がいよいよ作家としてデビューするのです。

最初に本山氏の原稿を読んだとき、
「彼はすごい作家になるだろう」と思いました。
その直感は、改めてこの本を手にしたときに、
間違っていないと信じることが出来ます。

“とうとう世の中のみなさんに彼を、そしてこの本を披露することができる”
いまはその喜びでいっぱいです。

本山氏のブログでも、
発売を目前に控え、ドキドキする心境が綴られています。
それを読んだ私も、一人の新人作家がデビューする緊張感と高揚感の
交じり合った複雑な心境を感じ、一緒にドキドキしてしまいました。

受験生や留学希望者だけでなく、この本を読んだすべての方に、
必ず「何か」が残るでしょう。

これで「わん★くら」、「そして、涙は海になる」に続き、3冊目。
今は何万冊という本が並ぶ書店の、
小さなコーナーを作るに過ぎないけれども、
これからもどんどん、新しい作家がゼミから誕生し、
作家養成ゼミのコーナーがたくさんの本で埋まっていく。
そんな光景をこの目で見られるのは、
エージェントとして本当に幸せなことです。

12月頭には店頭に並ぶでしょう。
どうぞ、お楽しみに。



さて、お知らせです。
粥川みどりさんの「わん★くら」出版記念サイン会が、リブロ名古屋店で行なわれます。

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『わん★くら』(主婦の友社)刊行記念サイン会

日時:11月24日(日)午後3時~
会場:リブロ名古屋店 店内特設会場

リブロ名古屋店にて『わん★くら』(主婦の友社)を
お買上げの方、先着順に整理券を配布します。

問合せ:052-264-8526
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人数にはまだ余裕があるようです。

粥川さんのサインと、
“肉球ハンコ”が捺してもらえます。
これは、「わん★くら」に登場する、
粥川さんの愛犬“楽-ガク-”の
実物肉球から型をとったものです。
肉球マニア集まれ!

是非ご参加ください。

本山氏著「お金がなくても東大合格、英語がダメでもハーバード留学、僕の独学戦記」もうすぐ発売です

2007年11月20日 | 作家養成ゼミ

本山勝寛氏の原稿が校了しました。
現在は印刷工場の輪転機を回っているところではないでしょうか。
いよいよ
「お金がなくても東大合格、英語がダメでもハーバード留学、僕の独学戦記」
が11月29日に配本されます。

配本日というのは、
日販やトーハンなどの取次ぎへ納入する日ですので、
新刊書籍はそれから数日かかって、都心から順に店頭に並びます。
とはいっても、他の商品のように、
発売日当日に全国の書店に並ぶことはありません。

賞の受賞者や著名人ではない、
普通の新人作家の本の初版部数はそう多くないのが現状で、
全国2万店ある書店のすべてに行き渡ることはないのです。
出版社は印刷する本が売れ残るリスクを考え、
初版部数を絞っているからです。
しかし、本山氏の初版は、
通常の新人作家よりもだいぶ多めの五桁です。
これはかなり異例のこと。
それだけに、この本にかけるダイヤモンド社の意気込みを感じます。


写真は表紙と帯の色見本です。
原稿自体はもう何回も読んでいるのですが、
こうして完成したカバー、帯のコピー、写真、そして原稿を見ると、
今新たな作家が誕生するのだという感慨に震えます。
原稿ももちろんですが、
特に今回は帯の写真がいいと思いませんか。
これは清水博孝氏によるもので、
石原慎太郎著「弟」の表紙写真などを手がけた
私のお気に入りの凄腕カメラマンです。
本山氏の爽やかで誠実な人柄が、うまく表れていると感じました。


本山氏がハーバードのあるボストンより、
弊社にコンタクトしてきてから半年ほど経ちました。
ようやく完成した本を手にして、
本人もきっと私より感動するに違いありません。

「わん☆くら」(主婦の友社)を刊行し、作家デビューした粥川みどりさんからコメントが届きました。

2007年11月09日 | 作家養成ゼミ

 

10月下旬に「わん☆くら」(主婦の友社)を刊行し、

作家デビューした粥川みどりさんからコメントがきましたので、 ご紹介いたします。

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カフェリブロ作家ゼミに参加して。

 

「どえりゃぁトコに来てまったがね。私、でら、浮いとるでかんわ(注:とても場違いな所へ来てしまったわ。私、すごく浮いてるよね)」 こんな名古屋弁バリバリの心の声が、口から飛び出しそうになるのを無理やり押し込めて、カフェリブロ中央の大きなテーブル席へ座りました。

 

店内にはアップルシード・エージェンシーの鬼塚社長、リブロの石川部長をはじめ、各出版社・取次・書店・メディアの尖鋭がオブザーバーとして参加され、こころもち室温も上昇。

 

どこからかほのかに漂う香水の香りをうっとり嗅ぎながら、全身から柴犬の匂いをまき散らしながら、ゼミの開始をドキドキしながら待っていました。  

 

第1回目は本にしたい企画を作家志望本人がプレゼンする形で始りました。さすがにどの企画も、なるほどこんな切り口があったのかと感心するものばかり。本になったら面白いだろうな、と単に傍聴している時はよかったのです。

 

ついに「わん☆くら」の番となりましたが、日頃犬と遊ぶばかりで社会から遠ざかったいたオバサンが、人前でうまく話せるわけはありません。「自分が読んでみたい犬の小説を書いてみました。動物が好きな人や若い人に読んでもらいたい」というようなことをぐだぐだ。それなのに編集の方からはプロとしての講評、リブロ各店の店長には現場ならではの本音をお聞かせいただいて嬉しい限りでした。

 

また、回を重ねるごとにわん☆くらのプロモーション企画や装丁、帯デザインの提案もあり、本づくりの醍醐味を一緒に味わうことが出来たのも魅力でした。なかでも驚いたのが、書店における実態について。1日200〜300点近くも新タイトルの本が出版されていて、売れないと最短2週間程度で返品される場合もあるそうです。さらに、いい本と売れる本が違う場合もあるとお聞きしました。いまやベストセラーはつくられる時代なのかもしれませんね。

 

他の作家さんの本の進捗状況も楽しみで、あっという間にいつも終了の時間になっていました。このゼミに参加させていただいて、熱意ある作家仲間と知りあえたこと。なにより、わん☆くらという本を世に出すことができ、作家養成ゼミの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

 

 粥川みどり


須田セツ子さんから、感想をいただきました。

2007年11月07日 | 作家養成ゼミ
本ブログでも紹介したとおり、
須田幸子さんが病床で綴った「そして、涙は海になる」が本になりました。
24歳で子宮ガン、25歳での死―――。
命の大切さや何気ない日常生活のありがたさを伝える感動的な手記です。
幸子さんの代わりに作家養成ゼミに参加してくださったお母様から、
ゼミに参加された感想をいただきました。

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みなさま、こんにちは。
幸子の母、セツ子です。


元気いっぱいでサーフィンに打ち込んでいた幸子が
25歳で亡くなったのは、2005年11月のことでした。
そして、先日は娘の三回忌で、
「そして、涙は海になる」が発売されたよ、
と報告をしてきました。

生前は、あれほど本を出版したいと言っていた
幸子のことですから、さぞかし天国で喜んでいることと思います。
私自身も、ようやく娘の思いが実現して
うれしい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。

表紙は、きれいな海の写真です。
娘の流したたくさんの涙が海に還り、
サーフィンが大好きだった幸子という女の子の存在や、
病気と健気に戦った勇敢な気持ちが
サーファー仲間の心の中に生き残って受け継がれていく、
そんなイメージが気に入っています。

原稿は、これまで何度か読んでおりましたが
実際に仕上がった本を手にすると
改めて感慨がわき起こってきました。
幸子の声が思わず聞こえてきそうな、
そんな気持ちでしょうか。

以前には考えられないことでしたが、
現在は娘の友人と一緒に、
ブログを盛り上げたり、
サーフショップに本を置いてもらったり、
サーフィン雑誌に紹介してもらうための働きかけをしております。
娘は私の人生も変えてくれました。

これからも、一人でも多くの方に
幸子の本のメッセージが届けばと祈っております。
幸子の本を出版するために様々な意見や提案を出してくださった
作家養成ゼミの皆様に心から感謝しています。
ありがとうございました。

須田セツ子

作家養成ゼミから生まれた初の本が発売!

2007年11月01日 | 作家養成ゼミ
10月26日、カフェリブロの「作家養成ゼミ」が、
当初の予定である全5回を終了しました。
前回、ブログを更新してから、変化があったものをいくつか紹介します。

「一人力」の出版社が、朝日新聞社から宝島社へ、
「デザインブック」の出版社が、朝日新聞社から学習研究社(学研)に変わりました。

そして、今月、作家養成ゼミから生まれた初の本が誕生しました。

須田幸子著の
「そして、涙は海になる」(PHP研究所)

粥川みどり著の
「わん☆くら」(主婦の友社)の2冊。

気になる売上ランキングは、リブロチェーン全体の文芸書で

「そして、涙は海になる」が12位
「わん☆くら」が22位 

という結果になりました。
発売直後1日のみの販売データですが、
なかなかの滑り出しではないでしょうか。
これからも継続して売れ行きに注視していきます。

11月下旬には、本山勝寛氏の
「お金がなくても東大合格、英語がダメでもハーバード留学、僕の独学戦記」
がダイヤモンド社より発売されます。
こちらの売れ行きも期待大です。


さて、第一期となった今回の作家養成ゼミは、
12月、2月、3月に補講を行いますが、
10月までの5回分を終えたことで、
いったん区切りがついたと思っています。

このゼミの目的は、
書籍の企画が川上から川下まで自由な議論がなされること、
ゼミから誕生した本がベストセラーになることでしたが、
ご参加いただいた出版社、書店、取り次ぎ、作家の皆さんには、
毎回いつも、職種の垣根を越えて自由な意見交換をしていただきました。
2つの目的のうち、半分が達成できたと思っています。

皆さま、本当にありがとうございました。


作家エージェントである弊社では月に8~9冊、
出版社では月に50冊、
各書店では日に200冊というたくさんの新刊を扱っています。
そのため、
1冊の新鮮味を感じる感覚が磨耗しているような気がします。
しかし、今月、出版された須田さん、粥川さん、
このお二方にとっては
かけがえのない1冊に違いありません。

リブロでは、作家養成ゼミのフェアとして展開しているので、
このブログをご覧の皆さまには、ぜひ、実際に手にとって
この2作品を見ていただきたいと思っています。
そして、応援をよろしくお願いします。

次回の更新時には、
10月にデビューした、
「わん☆くら」の粥川みどりさんと、
「そして、涙は海になる」の須田幸子さんのお母様にコメントをいただき、アップする予定です。
皆さまお楽しみに。


ちなみに、第二期は2008年4月から開催予定です。
本格的な原稿募集は、2月頃から始めます。
弊社HPやこのブログをお見逃しなく。