4月19日の昨夜11時前に美瑛町の我が家に戻って来ました。茨城空港を17時40分に発ち、新千歳空港には19時ちょうどに着きました。ここまでは順調でした。新千歳空港からは夜で道を全く知らないためなるべく山間のドライブを避けようと旭川方面へ向かう道央自動車道路を使おうと思いましたが、ナビの設定が上手く行かず結局往きに使った道東自動車道で占冠経由で帰ることにして車を走らせました。
往きに使ったルート
ところが、アクシデントが待っていました。妻は2度とこのルートは使わないと言います。何と道東自動車道が夕張インターと占冠インターの間で夜間工事のため通行止めとなっていました。勘弁してよ!この間35㎞程を一般道を使えと言うことなのですが、ここは往きに経験したとおりトンネルだらけであるということは完全に山の中を走らなければならないということでした。強制的に夕張インターで高速を降ろされ、インター近くのコンビニに停めてナビを再設定したルートはこういうものでした。
夕張ー富良野は山の中
国道452号線!未知の道ですが明らかに山の中であることが分かり恐怖心さへ湧いてきました、が走らなければなりません。まさか走るとは思っていなかった財政破綻の街夕張市内を通り抜け、いよいよ山の中へ突入しました。前も後ろも車は一切通っておらず、出たのはキツネ、ウサギ、そして鹿の群れでした。鹿とぶつかると車が大破してしまうと聞いていたので彼らを見つけると急ブレーキ!保険会社から提供された優秀なドライブレコーダーからは「急ブレーキが多すぎる」と再三に渡って警告を受けましたが「分かってくれよ」のセリフを言うのがやっとでした。
道路には雪はなかったものの周囲は雪が残り、しかも雨まで降っていて見通しが悪い山の中をただひたすら街を目指して走り続けました。そんな道を80㎞程走り続け、やっと富良野市に出た時は「これで家に帰れる」という安堵感でいっぱいでした。
いきなり北海道でつらいドライブを経験してしまいましたが、しかし北海道の名誉のために付け加えておきたいことは、どんな山の中でも道路の整備は完璧で荒れた路面などなかったことです。多分明るい中を走れば鼻歌交じりの快適なドライブコースではなかったかという思いでした。