子供の頃の思い出(その7)「ヤンモ(やまもも)採り」
今日(6月30日)、茨城県古河市の「古河駅・東口」バス乗り場の木の下を見ると、子供の頃・食べた「ヤンモ」の実が落ちていた(これは、確かにヤンモの実だ!)
木の上を見ると、懐かしい紫色の小粒な「ヤンモ」の実がついていました
昭和30年代前半頃まで、未開発で自然が沢山あった子供の時代(今日の「赤沢温泉郷や浮山温泉郷」)の地域(村)では、6月を迎えるまで、楽しみにしていた「ヤンモ」採りの解禁日が待ちどおしかった。
「ヤンモ」の大木に昇り、解禁日前に準備としては、大きな竹籠の上(周辺)に約4箇所の紐を取り付け、その先を一本の紐にくくりつけると、「ヤンモ採り」の道具(入れ物)出来上がり・・・
解禁日には家族全員で山に入り、子供達は「ヤンモ」採り用・自家製の「竹籠」を持ち大木に登る。
子供の頃の「ヤンモ」採りをイラストに描いてみました
←ヤンモ解禁日の様子「上(私)と下(母)」
黒赤色の大玉(良質・高級品)の枝を折り、竹籠の上周辺(角)に、叩きつけながら果実を竹籠の中に落とす。
果実が「竹籠」満杯になると、竹籠に取り付けた紐(縄)を少しずつユルメて、地上に降ろすの繰り返しでした
地上では、待っていたとばかり「お母ちゃん」が竹籠を受け取るのが役目でした
群生(自生)しているヤンモ林内では、アチコチから「ヤンモの木は、裂けやすい!折れやすい!気をつけろよ~」が響き渡っていました。
懐かしい思い出になっています天晴れさんでした
↓
茨城県・古河駅東口バス乗り場・ヤマモモの木と果実
(写真をクリックで拡大可)
↑古河駅東口バス停のヤンモの木
↑2011年6月30日 AM9:08撮影
<補足>
伊豆東部火山群(主に伊雄山、大室山等)の火山活動により、溶岩が海岸まで流れてできた「リアス式海岸」。
約十数Kmにおよぶ断崖絶壁の景勝地があります。
その地域は、昭和30年代後半から温泉付き別荘地に造成(開発)され今日に至っています。
中でも、「浮山温泉郷、伊豆高原(城ヶ崎海岸)、赤沢温泉郷」は有名です。
「やまもも」を、この伊豆高原エリアでは「ヤンモ」と云ってます。
また、「やまも」という地区もあります
雄と雌の「ヤンモ」の樹木が群生(自生)し、黒赤色に甘酸っぱい大玉の実をつける地域は、この温泉郷一帯に自生しています。
日本の関東以南の低地や山地に自生しているとのこと。
子供の頃に聞いていた話として、こんなに沢山「ヤマモモ」が群生(自生)している地域は、伊豆東海岸の他に、「四国地方」と聞いていました・・・。
以上。