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「三国志マガジンVOL.11」その1・いつもと違う武将編

2006-09-29 20:31:49 | 三国志/漫画
コミックフラッパー11月号増刊 コミック三国志マガジンVOL.11/著者はカッコ内/メディアファクトリー/刊行中/550円(込)

内容とコメント三国志関連のみの漫画、イラスト、読み物を掲載した「三国志マガジン」の第11号。
今回のその1は三国志の人物たちが普通のイメージとは違う描写だった作品をご紹介します。

いつもと違う孟獲…「異郷の草‐孟獲伝‐」(志水アキ)の孟獲は南越の地で雑役をする普通の漢人で、戦術も知らないのに諸葛亮の南征に巻き込まれる。

いつもと違う劉備…「三つの三国志」(島崎晋)はタイトルどおり三通りある「三国志」の中で特に劉備の脚色の違いに焦点を当てた読み物。
ついでに挿絵の閑乃路夕華先生の画風もいつもと違う?劉備が何だか怖いです。

「桃園異聞」(黄十浪)もいつもと違う劉備。頼りにならないばかりか金の無心に来た劉備に愛想をつかした張飛は、こらしめようと祝宴を用意するが…?「桃園結義」の変わった話。今までの著者の作品と違い、漫画らしい描写(ちょっと驚く演出)があるのもいつもと違います。

いつもと違う孔明…魯粛シリーズの「盤上戯」(佐々木泉)は若輩で迷いもある孔明が曹操の追撃から逃走中、魯粛との出会いをきっかけに決意を固める話。魯粛は主役なので役どころが良いです。

「凶相~Scarface~」(こしじまかずとも)は孔明がもう少し人間らしく描かれているので、前回の魔人孔明が嘘のように感じられます。それと、于吉仙人に師事していた事もいつもと違います。
多くの作品で描かれる諸葛亮像には必ず曹操(徐州での虐殺)が暗い影を落としています。

短くなってしまったので、次回予告。その2はキラキラな武将編をお届けします。


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