トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

うねり取りと大循環分析【続】

2017-05-02 18:46:59 | 投資

 過日の日記で、小次郎講師の「大循環分析」と相場師朗氏の「うねり取り」には、共通するところが多いことを発見した。そして大循環分析用に作成したMT4のインディケータのパラメータを変えるだけで、「うねり取り」にもそのまま使えることも分かった。 

 「うねり取り」では、相場(あいば)氏は、5/20/60の単純移動平均線(SMA)を使っておられるが、これを指数移動平均線(EMA)に代えたら、チャートはどう変化するのだろうか。本日のNikkei 225を表示すると、下図のようになった。左がEMA、右が元のSMAを適用したものである。「うねり取り」では、MACDは使われていないが、参考までに両チャートにMACD(5/20、5/60、20/60)も併せて描画させてみた。 

 一目瞭然、EMAの方がSMAと較べて圧倒的に反応が早い! そして何よりもうれしいのが、うねり取りではローソク足と5移動平均との絡み具合で、エントリーを分散するのであるが、そのタイミングをMACDがビンビンと教えてくれるのである。相場が底値周辺にある場合、先行して上昇をしだした5/20及び5/60に続いて20/60のMACDが上昇し始めたら(ピンクから青に変色)試し買い、5/20MACDがゼロラインを越えたら第2の買い、5/60MACDがゼロラインを越えたら第3の買い、そして20/60(棒グラフ)がマイナス域からプラス域に入ったところで最後の買いといった具合だ。これって、相場講師が詳細に説明してくれているキーポイントとずばり一致しているのだ。 

 相場はいつも同じ展開を繰り返すことはないから、上記のキーポイントでは両建てを巧みに操作しながら「うねり」を取っていくのが相場(あいば)氏の手法のエッセンスなのである。ここのところは、MT4といえども自動売買ができないところで、まさに職人技である。講師のビデオを視聴して練習を重ねていくしかない。 

 残念ながら、東京株式市場の個別株式(CFD)を扱うMT4採用FX業者は海外ブローカーでも少ないので、このインディケータは当面Nikkei225、US30(ダウ)FTSE等の株式指数CFD中心に使っていきたい。くりっく株365にも新しい武器として利用できる。 

大循環インディケータは:https://mtstudio21.com/