問わず語りの...

流れに任せて

皆金色、東京へ

2023-07-11 05:06:28 | 歴史、民俗

 

 

 

我が岩手県平泉町の古刹、中尊寺に建つ金色堂。

 

 

中尊寺の堂宇の中でも、900年前の創建以来の姿を残しているのは、この金色堂と経蔵のみ。他の堂宇は本堂も含め、火災等の被害により再建されたものばかり。

 

奥州藤原氏初代、藤原清衡の時代の息吹を今に伝える、大変貴重な建物でもあります。

 

極楽の姿を模したとされる、皆金色の燦然と輝く金色堂の中央壇に並ぶ、11体の仏像をすべて、来年の1月より4月まで、東京国立博物館にて展示されることになったとか。

 

 

皆金色なのは決して贅沢三昧な成金趣味からではない。あくまで極楽の輝きを表すためのものです。

 

 

奥州の地に、仏教による恒久平和の王道楽土を築くことを夢見た、奥州藤原氏の想いが込められた金色堂の仏像達に、現代人はなにを感じるのだろう。

 

 

 

本当はね、実際に平泉に来てもらって、直接金色堂を観ていただくのが1番なんですけどね。まあ、こういう機会もあっていいでしょう。

 

 

これを契機として、奥州、東北の歴史や文化に感心を持っていただけたなら

 

 

幸い、ですねえ。

 

 

 

雪の金色堂覆堂。この覆堂によって、皆金色の堂宇は守られています。

 

 

【五月雨の降り残してや光堂】

松尾芭蕉

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« in名古屋 | トップ | 来るぞ! »

コメントを投稿

歴史、民俗」カテゴリの最新記事