問わず語りの...

流れに任せて

『SHOGUN 将軍』第5話 

2024-03-20 04:09:38 | 時代劇

 

 

※ネタバレあり!ご注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

まさか時代劇で「震災」が描かれるとは、新鮮な驚きでした。

 

 

確かイギリスでは地震が起きるのは少ないと聞いています。特に大震災と言える程の事は日本に比べて圧倒的に少ない。

 

だから、イギリス人の按針が抱く自然に対する観念、そこから生ずる死生観は、日本人のそれとは違い過ぎる。

 

 

自然災害が多い国の中で育まれた、日本人独特の死生観。按針はこれがどうしても理解できない。

 

 

だからもう、こんな国は嫌だ!イギリスに帰りたい!と強く思ってしまう。

 

 

しかし、己の目の前で起きてしまった震災。按針は地割れに落ちてしまった虎永を救い出し、地震に潰され、火事で焼かれた村の家々を、災害にあった人々を見る。

 

 

この経験が、按針にどのような影響を及ぼすのか。

 

 

地震については、今までセリフ等で言及されていたし、実は前震も描かれているんですよね。成程、こういう伏線があったというわけだ。さすがだね。

 

 

しかしながらあの東日本大震災から13年。能登の震災からはまだ3か月です。時代劇とはいえ震災のシーンを観るのは辛いです。

 

 

未だ震災のトラウマを抱えている方も多くおられる。そういう方々は観ない方がよいかも、などと思いつつ

 

 

大自然の営みと日本人の世界観、死生観の関係性に注目した脚本に、日本人として敬意を表したい。

 

 

真田さんのアイデアもあるかもしれませんが、脚本を書いた方は、日本の事をよく勉強しておられる。

 

 

有難いことです。

 

 

 

 

 

 

 

さあて、次回から二階堂ふみさん演じる落葉の方(淀殿がモデル)が本格的に登場するようです。

 

 

二階堂ふみさんの「ラスボス」感。いいですねえ。

 

 

第6話、どのように展開するか。

 

 

待ち遠しいです。

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2 コメント

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Unknown (issan)
2024-03-28 11:10:48
なるほど映画じゃないのですね。
三浦按針さん、地震が本当に怖かったでしょうね…。
日本人は、自然災害といや、自然と共に生きてきた。
自然は神様ですものね。
二階堂ふみさんのラスボス感って…プププ。(笑)
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Unknown (薫兄者)
2024-03-28 17:55:19
issanさん、はい、自然は神様ですよね。
そうなんです。按針はほんのちょっと地面が揺れただけで「What???」と驚き慌てるのですが、鞠子様は「ほんのちょっと揺れただけ」と意にも介さない。あの差には笑ってしまいます。ホント、怖かっただろうなあ。
二階堂ふみさん、良いっすよ。ホントにラスボスです。
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