問わず語りの...

流れに任せて

『シン・ウルトラマン』考察しない「考察」②

2022-05-21 06:09:09 | 怪獣、特撮

ネタバレ多し。

 

 

 

 

 

今回のウルトラマン、「シュワ」とか「シュワッチ」とか、「ヘア!」とか「イォア~ア!」とか(笑)、

一切言いません。

 

「シュワッチ」と言わないウルトラマンって、想像つきます?これはスゴいことですよ。

何故言わないのだろう?おそらくはミステリアスな感じを出すためなのではなかろうか。

 

今回のウルトラマンは単純に正義の味方とか僕らのヒ―ロ―とかではありません。謎の巨人、敵か味方かわからない、銀色の巨人です。

これが「シュワッチ」とか言っちゃったら、途端にいつもの正義のヒ―ロ―になっちゃう。それは避けたかったのでしょう。

禍威獣は鳴いてもいい。でもウルトラマンや外星人は鳴いてはいけない、鳴いたら途端に、子供向けになっちゃう。

良い判断でした。

 

 

ウルトラマンの全身シルエット。少し前屈みのファイティング・ポ―ズ。もう見た途端にわかりました。

これは古谷敏さんだなって。

古谷敏さんは初代マンの「中」に入っていた方で、ウルトラセブンではアマギ隊員を演じていた方です。

あの全身のシルエット、独特なポ―ズ。あれは古谷敏さん以外あり得ない。実際に古谷さんに演じていただいて、そのデ―タを基にCGを作った。

古谷敏さんは齢80を越えていまだお元気。スタイルも当時とほとんど変わっていないそうな。だから出来たんですな。

素晴らしい!

 

 

あとはスペシウム光線ですね。あれも初代マンのときのスペシウム光線そのままでした。

あれは初代マンで作画合成を担当した飯塚定雄さんに光線を書いてもらい、その作画にさらにCGで「お化粧」を施したものだそうです。

 

ウルトラマンの何にこだわり、何を捨てるのか、この拾捨選択のセンスが抜群なんですよ。

 

まさに真性のファン、真性のオタクによって作られたウルトラマン。

 

そりゃ面白いはずだわ。

 

 

まだまだつづくよ。

 

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