昨日アマプラで映画『エクスペンダブルズ』を観ていたらこの曲がかかって、思わず「おおっ!」と唸ってしまった。
ミシシッピ・クイーンといえば、巨漢ギタリスト、レスリー・ウエストの奏でるギターね。これがメッチャンコメッチャメチャメチャカッコいい!
このギター・プレイをカッコイイと思えない人は、もうロックを聴かない方がいいね(笑)。
グランドファンク・レイルロードと並ぶ、アメリカン・ハード・ロックの元祖的なバンド、マウンテン。一聴の価値あり。
いやあ、それにしても『エクスペンダブルズ』おススメするほどではないにしても、個人的には楽しめた。最新作は公開中?もう終わったのかな?いずれにしろ劇場で観たいと思うほどではないけれど、こういう映画もあっていい。
シルベスタ・スタローン主演・監督。エクスペンダブルズとは「消耗品」という意味で、金さえ払えばどんな危険な仕事も引き受けるという非公式の特殊部隊。たとえ任務に失敗して命を落とそうとも、誰も責任は取らない。文字通り
【死して屍拾う者なし】
な奴ら。
スタローンの相棒には人気アクション俳優ジェイソン・ステイサム。私、長いことジェイソン・ステイサムとヴィン・ディーゼルの区別がつかなかったんですけど(笑)これを観てようやく違いがわかった気がする。もう間違えないぞ、たぶん(笑)。
あとジェット・リーが出ていたのは感慨深かったなあ。香港時代はリー・リン・チェイの名で『少林寺』に主演し、渡米してジェット・リーに改名したんだけど、イマイチパッとしなかった。どうやらジェイソン・ステイサムと共演経験があるらしく、その流れでの出演かな。
背が低いネタを、アクションに上手く生かしていましたね。
あとミッキー・ロークのうらぶれ感がなんとも凄い。この方一時期は大人気二枚目スターだったのに、そこから一度転落して必死に這い上がってきて今がある。
そうした苦労のほどが思いっきり顔にでちゃってるんだけど、それが役者としての何とも言えぬ味わいになってる。これはこれで、良い役者だなと思いますねえ。
あとはブルース・ウィリスやらアーノルド・シュワルツェネッガーらがちょこっとだけ出てる。この方々は友情出演みたいなもんで、アクションはしない。まあ、こういう方々も出てくれるということで、アメリカのアクション・スター界でのスタローンの位置が、なんとなく見えるね。
そしてなんといってもドルフ・ラングレン!『ロッキー4炎の友情』で、ソビエトのボクサーを演じた方。この方、強いけど頭はちょっと弱い的な役が多いんだけど、本当は母国スェーデンの王立工科大学卒業のあと、シドニー大学、ワシントン州立大学、マサチューセッツ工科大学で数学、化学、物理学を学んだ大変な秀才で、極真空手では、かの大山倍達氏に将来を嘱望されたほどの達人。
なのになぜか、危なそうな人ばかりを演じているってのが面白い。この作品でもヤク中のヤバい人を演じており、ヤバすぎてエクスペンダブルズのメンバーから外され、それを恨みに思って敵方に寝返るんだけど、結局仲間に戻るという、ヤバい奴だけど結構重要な役で出てる。やはりスタローンとの「友情」故か。
ストーリーはわかりやすい。特に頭を使うこともなく良くも悪くもサラッと観れてしまう。
アクション・シーンは凄いね。アクション・コーディネーターを担当しているのはチャド・スタエルスキ。あの『ジョン・ウィック』シリーズの監督ですよ。道理で凄いわけだ。
アクション界のスターと一流のスタッフが結集した、とてもわかりやすいアクション映画。興味がおありの方は、観てみたら?
あれ?なんの話だったっけ?