問わず語りの...

流れに任せて

八代亜紀『舟唄』

2024-01-10 04:37:57 | 今日の一曲

 

 

 

これはいつ頃出したヴァージョンなんだろう?1979年に出したオリジナル版に比べるとテンポが微妙に遅くなっているし、キーも下げてる。声も掠れ気味なんだけど、でもこの掠れ具合が

 

この曲に「枯れた」味わいを齎していて、凄く良い。

 

 

私はこの曲の歌詞に描かれた細かなシチュエーションには関心がなくて、この曲は曲全体が持つ「侘しさ」や「寂しさ」を味わうこと。

 

それがこの曲を聴く「意味」だと思っています。

 

 

そういう意味では、こちらのヴァージョンは年齢を重ねることによって、曲の持つ「侘び寂び」がより強調されることになった、ある意味「完成」されたヴァージョンだといってよく、故に

 

 

私は79年のオリジナル版より、こちらの方が遥かに好きだな。

 

 

 

私は普段、演歌などは全く聴かない。でもこの曲に関しては、何故か若い頃から、強く惹かれるものがあった。

 

 

おそらくはこの曲の持つ「侘び寂び」が、日本人である私の心に強く響いたからでしょう。

 

 

 

八代亜紀。日本が誇る不世出の「ヴォーカリスト」でした。

 

 

 

 

 

 

数多の名曲、ありがとうございました。

 

 

 

感謝と敬意と哀悼を込めて

 

 

 

合掌。

コメント
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