昨日、仕事が早めに終ったので、気まぐれにオテル・ド・ヴィル(市庁舎)へ「パリ・オートクチュール展」を見に行ってきました。
なにせこちらは市庁舎を会場としていて入場無料。昔のファッションは大好きでも、現代のファッションにはさほど関心の無い私。「でも何か参考になることがあれば。」と仕事帰りにオテル・ド・ヴィルへ。たどり着いた市庁舎の裏手には既に長蛇の列、入場無料でも(入場無料だから?)老若女性ばかりが列を作っていて、入場制限をしている様子。15分位並んで入場することが出来ました。
今までさほどオートクチュールというものに興味の無かった私ですが、19世紀末から現代までのオートクチュールのドレスの数々に新たに開眼させられました。「オートクチュール、それは現代における伝統工芸!」というのが私の新たな認識。考え尽くされたカッティングからなる美しいシルエットや、何百時間もかけて沢山のビジューやビーズをびっしり縫い付けた気の遠くなるような手仕事はアンティークに通じるものがあり、感動!何より、1900年代初頭のココ・シャネルのフェミニンな衣装に、アール・デコの衣装に感激!今まで、バルビエやマルティのファッションプレートの中でしか見たことの無かったランバンやパキャン、ポール・ポワレの衣装を実際に目にすることが出来、とても貴重な体験でした。
それにしても会場は女性ばかり。その熱気たるや凄かったです!