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さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

モーツァルトって…

2011-03-08 | 

20110308

 お陰様で昨日無事名古屋に戻っております。今週は、週末から始まります名古屋でのフェアとホームページの作成で忙しくなりそうです。

 さて、この上の画像は先日ウィーンで撮ったもの。ウィーンのアイドルといえばシシィことエリザベート皇后と、この人モーツァルト。銅像に、お菓子に、お土産物に、どこにいってもモーツァルトの姿を目にしました。モーツァルトが実際に住んだフィガロハウスでは、モーツァルトが当時自分のスポンサーだった男爵夫人に(アビ・ア・ラ・フランセーズだと思われる)真っ赤なコートを手紙で無心していたと伝えていたため、モーツァルトはきっとお洒落な伊達者だったに違いありません。で、思ったのは、そんなモーツァルトはどんなレースを付けていたか…?

 モーツァルトは1791年に35歳で亡くなっていますから、やはりアルジャンタン、アランソンでしょうか。下の肖像画ではレースの胸飾りを付けていますが、もう少し鮮明だったら何のレースだか分かるのに、いまひとつ分かりません。もっとも、この絵はモーツァルトの死後バーバラ・クラフトによって1819年に描かれたものなので、実際にところはどうなのでしょうね?

 きっとモーツァルトはお洒落で、明朗で(ノー天気?)、少々軽薄で、でも天才で…私はアルジャンタンに一票入れたいと思います!

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追記・ウィーンのフィガロハウスといえば、そこでモーツァルト自筆の楽譜を見たのですが、その楽譜の隅にイギリス人の弟子に宛てた「今日は出掛けるので、明日の午後来るように。」という英語の走り書きを発見。ドイツ語が母国語のはずのモーツァルトなのに、イギリス人の弟子には英語で。なんだかその文字を見た瞬間、モーツァルトが一気の実在の人物として身近に感じました。

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