アイスランドの火山が爆発してヨーロッパ中の空の便に影響が出ていることは皆様もよくご存じかと思います。ようやく今日からロンドンのヒースロー空港の閉鎖も解除されたとのニュースでしたが、私の知り合いのアンティークディーラーも、未だ何人もイギリスやフランスに取り残されていて、とても他人事とは思えません。日本に住んでいて、飛行機が飛ばずヨーロッパに行くことが出来ないより、ヨーロッパから帰るめどが立たずに、外国に取り残されている方がずっと気が重い出来事。その間の滞在を思うと、まるで「気分は亡命者」という感じでは?と思ってしまいます。
今回噴火したアイスランド・エイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajokull こんな綴り誰も読めませんよね?)火山の隣には、もうっと大きなカトラ火山もあり、こちらも噴火の恐れもあるとか。この火山も爆発することがあれば、「しばらく」どころではなく「今年中の飛行はずっと無理!」という可能性すらあり、考えただけでも恐ろしい事態です。(その時には急遽アメリカ物を扱うか、それとも和物屋に転身するか?笑)
かくいう私達も、連休明けに買付けを予定しているのですが、まず往路の一箇所ソウル-パリ間のチケットが取れてこず、ずっとキャンセル待ちの状態が続いています。ですから、火山が爆発した当初は「これで旅行を取りやめる人が出てきて、キャンセルが出るかも?」と期待したのですが、まだ状況が大きく動かずそのまま。それどころか、果たして買付けにくことが出来るのか?そして、買付けに行くことが出来たとしても無事に戻ってくることが出来るのか?はなはだ疑問です。
世の中で、飛行機が飛べないということがこんな大変なことだったとは!そんなことを改めて思った出来事でした。とにかくこの火山騒ぎが早く集結して、そしてヨーロッパに取り残されている知人達が日本へ戻れることを祈っています。(そういえば、先日は「ツナミ騒ぎ」というのも体験した私達でした。今年はいったいどうなることやら…。)