山門にはアルファベット表記の南無阿弥陀仏、我々には馴染めぬ表記ですが、
この南無阿弥陀仏には深い思いが込めれております。山門前には共同墓地があり、
日本からの移民の方々が眠っておられます。彼らはサトウキビ畑で重労働を課さ
れ死んで行きました。貧乏でお墓なんか建てる事の出来ぬ移民の人々は、サトウ
キビ畑に堀った穴に埋められました。そんな移民の皆さんの遺骨を、今はこの
共同墓地に移し浄土院さんが管理しているのです。つまり山門の南無阿弥陀仏は、
故郷の山河を思いながら亡くった方々への思いを籠めた供養経なのです。
かってのハワイ王朝の首都ラハイナにある浄土院さん、しかしラハイナには、
にはその他にもいくつかのお寺さんがあります。例えばラハイナ本願寺さん↓
2012GW撮影
此方はアラビア風な建物に親鸞聖人の像があるお寺であります。
もう一つ真言宗 法光寺さん↓此方もお寺らしからぬ風貌です。
2017GW撮影
ラハイナ法光寺(馬哇山 法光寺まういさん ほうこうじ). 宗旨, 高野山真言宗. 宗祖, 弘法大師 (所在地 682 Luakini St.)マウイ山ですよ名前も変わってるでしょ!
これらのお寺さんがラハイナに集中しているのは、前記した一帯サトウキビ栽培や砂糖工場で働いていた多くの日本人移民の方々への供養と、その子孫の皆さんの心の支えとして建立されたのです。
さてラハイナのお寺事情はこの位にして、話をラハイナ浄土院さんに戻します。
ラハイナ浄土院さんには大仏があります。↓
この大仏さんの横にマンゴーの樹があり、昨年4月に来た時にはたわわ実ったマンゴー
が、大仏様の見事なお供え物となっておりましたました。
そして何と言っても三重塔は立派です。海外でこんなに立派な三重塔を観るだけ
でも感激なのに、ヤシの木と三重塔の構図が撮れるのはココだけです。
立派な鐘撞堂ではきっと荘厳な除夜の音を聴く事が出来るのでしょうね。
春節には少しずれますが、少林拳のライオンダンスもあるようです。様々文化の交流
も、懐の深い証拠ですね。
浄土院さんの本堂裏は、それはそれは美しいビーチとなっております。この
海を眺め遠い故郷に思いを馳た、先人達を忘れてはならぬと思ったお参りでした。
綺麗なビーチが広がっていますね。
ローカルの方が、大勢訪れる憩いの場所
だったりでしょう。
冬にはクジラの姿も、観られるとか~!?
ラハイナ周辺には大きな教会や予想外に沢山の
お寺があったことが記憶に残っていて
お写真を拝見しながら懐かしさに浸っています。
移民の方々にとって心の拠りどころとして重要だったのでしょうね
寺社を中心としての生活があった昔の日本の姿が
今もハワイにはあるように感じます。
ちなみに檀家の減少は最近の悩みだそうで、日本在住者がラハイナで檀家になるなんてのはどうでしょう?毎年渡ハの理由になりそうです。
クジラは確認できませんでした。でも機会に
恵まれれば、しぶきをあげジャンプする姿も、
観れると思います。
が出来る様になったようです。それまでは
の時代は、亡くなってもお経をあげる事すら、
憚られた様でです。大変な時代だったのですね。
とはさすがですね。ただ我が家の宗派のお寺
さんは、パイアにある満徳寺さんのようです。
パイアからホオキパへ向かう左側にある、お寺
かな?と思ってます。