ハワイ旅行記ブログ 行燈徒然日記

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2023年GWハワイ旅行記 その6 ハワイアンモンクシールの海

2023年06月17日 | 2023年GWハワイ旅行記


マウイ島2日目 10時57分植物園を後にカフルイを通過して34号線(通称ハナ・ハイ
ウエィ)をホオキパ・ビーチ・パークへ向かいました。
目的はホヌ(ウミガメ)さんに会う為なんです。今までハワイでは様々なビーチで
ホヌさんと遭遇しました。しかしそれらは偶々訪れたビーチにホヌさんが来ていた
事に過ぎませんでした。でも今回はわざわざ狙ってホヌさんに会いに行く為に、
車を走らせております。

そしてその場所がホオキパ・ビーチ・パークなんです。
思えば過去に何度も足を運んだ、ホオキパ・ビーチ・パーク(世界屈指のウィンド
サーフィン スポット)ですが、サーファーにばかり目が向きホヌさんには全く
気が付きませんませんでした。それはこのビーチがサーファーの聖地として有名過
ぎるからなんです。しかし一部ホヌ通の間で100%ホヌさんに出会えるビーチ(誰が
言ったか知らないが)なんて言われているらしいです。残念な事にその事を全く知
らなかった無知な私でありました。
だから今回はサーフィン見物では無く、ホヌさんとの遭遇がテーマなんです。


さて植物園から17~8分程度で懐かしいパイアの街に差し掛かります。ちょっとだけ
パイアの街を紹介致します。


この街はマウイ島のノースシュアーにあり、世界的なサーフスポットに近い為に
サーファーの街とも言われております。
そしてノスタルジックな街の雰囲気が観光客にも大人気の街であります。
オアフ島のハレイワタウンと共通点も多く比較されがちですが、我が私感では
全く異なる雰囲気の街であります。


あくまでも私の私感ですが、ハレイワは明るく陽気なイメージでパイアはチョイ
ワルで、若干危ない雰囲気のある街と感じております。

そんなパイアですが、今回は足を止めず通過致しました。車を停めようにもパブリ
ックパーキングは満車で、ストリートパーキングも空きは見当たらなかった為、仕
方ありません。
参考までに 2018年2月に私が撮影パイアの動画を貼っておきます。↓(音がでます)


さてパイアの街を通過して直ぐ目的のホオキパ・ビーチ・パークに到着致しまし
た。(11時22分)なんと植物園から僅か30分での到着でした!


こちらも5年ぶりのホオキパ・ビーチ・パークです。
パーキングから見おろす海は素晴らしい景色で有りました。因みにホオキパとは
ハワイ語で「ホスピタリティ 」の意味だそうです。この日もご機嫌な波たちが
サーファーをもてなしておりました。


さていつもは高台から、サーファー達の素晴らしいライディングに目を奪われており
ましたが、今回のお目当てはホヌさんなのでビーチへ降りてみる事に致しました。


高台にある駐車場から、急な坂を降り歩いてビーチに向かいます。
時間は正午に近くテッペンから降り注ぐ陽射しが、容赦なく体力をそいで行きます。
汗をふきふきビーチに沿って歩きましたが、ホヌさんは見当たりません(涙)
サーファーのエリアを過ぎ、ウインドのエリアに入っても一向にホヌさんにはお目
に掛かれません。(ホオキパではビーチの半分がサーフィンエリア、もう半分がウ
インドサーフィンのエリアとなっておるようです。)

困った事に滴る汗が目に入り砂浜の上の黒いモノが、岩だかカメだか判別し難くな
って参りました。本当に南太平洋の海辺の陽射しは半端ないのです。ボード片手に
海に向かうサーファー達が涼しげで、恨めしく思えてなりません。

ホヌさんは居ないし疲れも溜まるしで、もう諦めようかと思いつつ、炎天下に長い
長いビーチを端まで歩きました。ホオキパ・ビーチはホヌさんと100%出会えるビ
ーチだと!いったい誰が言ったんじゃい(怒)言葉を恨みました、そして呪いまし
た。そんな我が気持ちが届いたのかビーチの一番奥に、岩の様な黒い塊を発見しま
した。


おおっ!ついにホヌさん発見か!と思いました。


しかし残念ながらホヌさんではありませんでした。でももっと珍しいモンさんが
おったんです。モンさんとは「ハワイアンモンクシールアザラシ」の事で、2021年
調べで1400頭程度しか生存していないとされる。
絶滅危惧種のアザラシであります。
皆さんご存知の通りハワイにしか生息していない固有種で、ハワイ語ではイリオ
・ホロ・カイ(海を渡る犬)と呼ばれてるそうです。固有種の為かアザラシに
は目面しく、集団生活を嫌う習性があるようです。しかも警戒心が薄い為に、頭
数が激減したようですね。

これだけでも充分珍しくラッキーなのですが、ハワイアンモンクシールアザラシ
の生息域がハワイ諸島の北西の為、カウアイ島とオアフ島のビーチでは偶に見
ることができるのですが、マウイ島では可なり珍しいのではと思われます。

そんなホヌさん超えのモンさんですが、砂に頭を埋めて微動だに致しません。


本当に生きて居るのか心配になって仕舞います。やがて波が彼の頭の砂をさらっ
て行き、ようやく生きて居る事が確認できました。


因みにモンクシールのモンクは修道僧、シールはアザラシを意味します。
この写真では判らないですが、モンさんの首下に修道僧の着衣に似たたるみが
あるかららしいです。
2011年12月21日 オアフ島ラニアケアビーチでモンさんに遭遇したおりの写真↓


この写真でも判りずらいですが、首下に僅かなたるみがあるのです。
これがモンクシールと言う名前の由来らしいです。

さて希少価値モンさんには出会えましたが結局目的のホヌさんには出会えま
せんでした。仕方なく帰る事に致します。ビーチ日陰に家族を残して、私は炎
天下の道をトボトボと高台の駐車場へ向かいました。そんな道の途中の事です。
何やらワイワイとメインランドの白人さん達が海を見て騒いでおります。


なんじゃらホイと、白人さん達に近づいて見ると、

ホヌさん達が甲羅干しをしておりました。


ビーチばかり気を取られていたら、サーファーの居ない岩場の砂浜にホヌさん
達がおられました。
「ホオキパ・ビーチはホヌさんと100%出会えるビーチ」やっぱりその言葉に嘘は
無かったようです。
遠目で中々判別が出来ませんでしたが、ホヌさん達はどうもアオウミガメのようで
す。ハワイのビーチで出会うホヌさんはアオウミガメが圧倒的に多いですが、
マウイ島では以前にタイマイと言う種類のウミガメにも会った事がございます。

そんな訳で2017年にマウイ島マケナランディングビーチパーク珍しいいタイマイの
ホヌさんがご一家に出会った時の画像です。↓


タイマイの甲羅は江戸時代より高級な櫛やかんざしの材料として珍重されて参りま
した。きっと耳にした事があるでしょう!べっ甲の事なんです。貴重なモノ故に、
大金を表現する時に「タイマイ千両」なんて言ったり致します。

序でに2014年に海から上がって来たホヌさん達の行列も貼っておきます。
オアフ島ラニアケアビーチ↓(アオウミガメ)



亀は万年生きると申しますが、本当に万年生きるのでしょうか?流石にそんな事無
いでしょうが、アオウミガメ、アカウミガメで70~80年ぐらい、タイマイで30~50
年ぐらいの推定寿命だそうです。私が思っていたよりは短命でありました。

余談ですが飼育下では徳島県の「日和佐うみがめ博物館カレッタ」に居るアカウミ
ガメ「浜太郎君」は、昭和25年8月13日(1950)生まれだそうです。そして昨年め
でたく72歳を迎えたそうですよ。人もこの年齢迄生きれば、支払った年金保険料の
(自己負担分)は、概ね回収できるらしいです。(収入の個人差等為、あくまで一
般論)日本人の平均寿命は男性81.47歳、女性87.57歳(厚生労働省令和3年調べ)
驚くべき事に、日本人はウミガメより長生きだったんですね(笑)

日本人の平均寿命迄生きれば、大体の方は収めた年金保険料の自己負担分を大きく
上回る受給金額を手にする計算になります。「年金を払っても元が取れないのでは
?」と不安な方も多いでしょう、しかし現状では健康に留意して長生きすれば、
元は取れるようですよ。(先の事は判りませんが・・)

気になる方は「ねんきん定期便」をご覧ください(誕生月の2ヵ月前くらいに届き
ます。)ハガキに記載の「これまでの保険料納付額」をご参照の上、支給予想額を
確認逆算してみて下さいね(笑)*「これまでの保険料納付額」は事業主負担分は
含まれておりません。

申し訳ありません余談が長すぎました。どうもコノ歳になると年金は切実な問題で
して(笑)

と言う訳でハワイのビーチで初めて、モンさんとホヌさんに同時に会ったお話でし
た。次回はカフルイあたりの大衆食堂でランチを食べたお話です。

最後に2018GWに撮影した、ホオキパ・ビーチサーフィン動画です。音出ます

ホオキパ・ビーチ・パーク, アメリカ合衆国 〒96779 Hawaii, Paia, Hana Hwy



行燈徒然日記


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4 コメント

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Unknown (マハロパパ)
2023-06-18 22:09:06
ホオキパビーチは、ホヌやモンクシールが、サーファーと共存しながら、しっかり保護されているところがすごいなぁと思います。
私は、ホオキパビーチで一生分ホヌの甲羅干しを見た気がしたので、今は泳いでるホヌを見たいなあと思ってます。
返信する
マハロパパさんへ (行燈入道)
2023-06-21 16:02:38
泳いでいるホヌさんは、ワイキキでサーフィンを
すると見れるかも知れません。浅瀬で岩に着いた海藻
を食べるらしいので、シュノーケリングでも会えるかも知れませんね。パパさんのおっしゃる通り、こちらのビーチではサーファー達はモンさんの事を、自分達の仲間だと思っている感じでした。人とかアザラシと出なく、同じ命としての一体感とでも言うんですかね。よく判らないけど、そんな感じでした。
返信する
Unknown (ハイチュウ)
2023-06-26 17:56:49
マウイ島にもハワイアン・モンクシールの姿が見られるなんて
絶滅危惧種であることには変わりありませんが、それでも
保護活動が実って少しずつですが数が回復してきている証でしょうか
カウアイ島のポイプビーチもそうですが、モンちゃんがいる場所に
ホヌさんの姿もあることが多いと言うことは、陸に上がりやすい
条件が似ているのかもしれませんね。
返信する
ハイチュウさんへ (行燈入道)
2023-06-28 16:45:49
私もマウイでモンさんにお会いできるなんて、
とても驚きでした。もちろん保護活動もあります
が、気候や自然環境変化もその要因なのかと考えて
仕舞います。なるほどモンさんとホヌさんは仲良し
なんですね(笑)
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